1.

論文

論文
笹岡, 邦典 ; 茂木, 健司 ; 神野, 恵治 ; 根岸, 明秀
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.147-151,  2008-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】先に著者らは各種含嗽剤を口内に貯留させることによる薬剤効果, 含嗽剤により含嗽すると\nいう機械的清掃行為が加えられた場合の一般細菌, カンジ ダを減少させる効果について検討, 報告した. 今回\nはさらにブラッシングの清掃効果について同様の研究を行った. 【対象と方法】対象は健常成人15名とし\nた. 方法はブラッシングのみ, 歯磨剤を使用したブラッシング, ブラッシング後7%ポピドンヨードにて15\n秒間含嗽を行い, それぞれの操作後の唾液を検体とし, 一般細菌, カンジダの培養後, コロニー数を比較した. \n【結果】一般細菌は, ブラッシング前では全例から検出された.ブラッシング後では73.3~84.6%で減少が\nみられた. カンジダは, ブラッシング前では23.1~33.3%に検出され, ブラッシング後では33.3~60%で減少\nしていた. これら3種類の口腔ケアの方法による効果を比較すると, ブラッシングのみよりも歯磨剤の併用\nまたはブラッシング後7%ポピドンヨード30倍希釈液にて含嗽した方が有効であると思われた. 【結語】\n第1, 2報の結果および今回の調査研究から, ブラッシング後7%ポピドンヨード30倍希釈液で含嗽する方法\nが細菌数を減少させるために最も有効と思われた. 続きを見る
2.

論文

論文
茂木, 健司 ; 笹岡, 邦典 ; 樋口, 有香子 ; 根岸, 明秀 ; 橋本, 由利子 ; 外丸, 雅晴
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.239-244,  2007-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】口腔に存在する多数の常在菌は局所的疾患の原因となるだけでなく, 全身的障害をも引き起こす. そのため, 口腔ケアは全身疾患予防の観点から重要視 されている. 今回, 各種含嗽剤による口腔常在菌数減少効果について検討した. 【対象と方法】健常成人21名に対し, 含嗽前の唾液, および7%ポビドンヨード30倍希釈液, 薬用リステリン(R)(青色)原液, 薬用クールミントリステリン(R)(黄色)原液, おのおの30mlを, 15秒間口腔内に貯留後の唾液を検体とし, 一般細菌, カンジダの培養後, 含嗽剤作用前後のコロニー数を比較した. 【結果】一般細菌は, 含嗽前では全例から検出されたが, 含嗽後では69~93%で減少した. カンジダは, 含嗽前では27~47%に検出され, 含嗽後では25~88%で減少していた. いずれも薬用リステリン(R)(青色)の減少率が高かった. 【結語】含嗽剤を口腔に貯留することにより, 一般細菌, カンジダを減少させる効果が認められ, 特に薬用リステリン(R)(青色)の効果が高かった. 続きを見る