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1.
論文(AKAGI収録) |
西川, 正也
概要:
筆者は、フランスの詩人ジャン・コクトーが世界一周旅行の途上で立ち寄った日本においてどのような足跡を残したのかという問題について、これまでに幾度か検証を行なってきた。すでに発表された論考の補足・第二部にあたる本稿では、堀口大學、藤田嗣治、三島
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由紀夫という三人の芸術家を通して、コクトーと近代日本の文学、芸術、および社会との関わりについての考察が行なわれている。 昭和十一(一九三六)年五月、二十世紀のフランスを代表する詩人の一人、ジャン・コクトー(1889-1963)は夕刊紙「パリ・ソワール」の企画した世界一周旅行の途上で日本を訪問した。コクトーに関する最も詳しい評伝のひとつとされる『ジャン・コクトー 人と鏡』の中で、この訪問は次のように要約されている。 すでに名を知られ、翻訳も出ていた東京で、コクトーは歌舞伎座の長時間の公演を見物し、ラジオのインタビューを受け、写真を撮影された。著名な役者・尾上菊五郎が伝統的な若い娘の役を演ずるのを見、自分の作品の翻訳者〔引用者註・堀口大學〕と画家フジタ〔藤田嗣治〕に会った。1) 評伝の中でコクトーの日本訪問はこうしてわずか数行で記述されているにすぎない。しかしながらそうした日本での日々は、訪れた側と迎えた側の双方にとって多くの意味を持つものとなったのである。 本稿は、後に旅行記としてまとめられる以前にコクトーが「パリ・ソワール」紙に連載した記事や、日本側の資料などをたどりながら、コクトーが日本に残した足跡をもう一度振り返ってみることを目的としてまとめられたものである。<br />研究ノート
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2.
論文(AKAGI収録) |
西川, 正也
概要:
この稿は二十世紀のフランスを代表する詩人の一人であるジャン・コクトー(1889-1963)の生涯と作品について、彼自身の残した言葉を手がかりとしながら、たどり直すためにまとめられたものである。前稿ではその誕生から父の死までを扱ったが、論考
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の二回目にあたる本稿では十代前半の日々に焦点を当て、学生時代のコクトー、特に同級生であったダルジュロスとの関わりについて検証を行なった。<br />研究ノート
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3.
図書 |
斎藤兆史, 野崎歓著
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4.
図書 |
Lilian R. Furst著 ; 床尾辰男訳
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5.
図書 |
宮下志朗著
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6.
図書 |
堀江敏幸著
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7.
図書 |
清水正和著
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8.
図書 |
望月芳郎 [ほか] 執筆 ; 望月芳郎中央大学教授退職記念図書出版委員会編
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9.
図書 |
室井庸一中央大学教授退職記念論文集編集委員会編
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10.
図書 |
塩川徹也編著
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