1.

論文

論文
Shimodaira, Kimiko ; Ito, Mayumi ; 下平, きみ子 ; 伊藤, まゆみ
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.31-40,  2012-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />[目 的]一般病院で身体的治療を受ける認知症高齢者のケアを担う看護師への教育研修実施のための教育\n二一ズの把握と教育プログラム内容の抽出をする.[対象と方法]急性期治療を行う2病院の整形外科病\n 棟の看護師,各6名に,フォーカス・グループインタビューを行い,逐語録からデータを質的帰納的に分析し\nた.[結 果]「認知症高齢者のケアの困難」から8カテゴリ,「認知症高齢者のケアで心がけていること」\nから5カテゴリ,「教育研修にっいて希望すること」から4カテゴリが抽出された.[結 語]教育二一ズと\nしては,①認知症高齢者の状態の理解,②BPSD・危険行動の理解,③せん妄の理解,④認知症高齢者の世界の\n理解,⑤急性期病棟での具体的事例を用いて認知症高齢者のケア方法の理解,教育プログラム内容は,①認知\n症の疾患・治療,②認知症高齢者の理解とアセスメントツール,③BPSD・危険行動の行動分析と介入の実際,\n④せん妄とその対応,⑤認知症患者の言動の意味,⑥認知症高齢者との関わり方,⑦認知症患者とのコミュニ\nケーション,⑧急性期病棟での事例を通した看護過程の展開,が抽出された. 続きを見る
2.

論文

論文
常盤, 洋子 ; 松岡, 治子 ; 伊藤, まゆみ ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  25  pp.149-156,  2005-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目 的】本研究の目的は,看護実践能力の育成を目指して臨池実習指導のあり方を検討する資料を得るために看護基本技術の到達度を明らかにす ることである。【方 法】2000年度入学の第4期生87名を対象に臨地実習終了時の看護基本技術の経験の有無と到達度を調査し,85名から有効回答(有効回答率97.7%)が得られた。【結 果】看護基本技術の経験到達度の分析において身体侵襲を伴う処置に関する看護基本技術の経験が少なく,到達度も低いことが明らかにされた。以上のことから,臨地実習において身体侵襲を伴う処置や技術が経験できる教育環境を作る必要がある。看護基本技術の実践能力の育成にむけて以下4つの課題について検討が必要であると考えられた。(1)臨地実習指導体制の組織化,(2)身体侵襲を伴う技術教育の強化,(3)ケアの実践モデルの提示,(4)到達度評価システムの検討。 続きを見る
3.

論文

論文
諸星, 好子 ; 稲葉, 季子 ; 伊藤, まゆみ
出版情報: 群馬保健学紀要.  24  pp.65-70,  2004-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />全身麻酔下で開腹手術を受けた患者272例を対象に, 術後皮膚障害発生者の経過と要因の分析を行い, 以下の結果を得た。1.開腹手術患者 272例中10例(3.8%)に皮膚障害が発生した。発生時期は術後3~4日目で, 仙骨尾側部から両側または片側臀部に半手拳大から手拳大の硬結, 圧痛を伴う境界明瞭な紅色の皮膚変化で, 中央部に表皮剥離, 水疱を認めた。発生直後からのWOC看護師の介入により創傷治癒を促進する治療やケアが適切に行われ, 皮膚障害による入院期間の延長はなかった。2.術後皮膚障害発生群は非発生群に比べ, 術後3日目のTPとAlbが有意に低かった。3.術後皮膚障害発生者は10例ともポピドンヨードによる炎症, 電気メスによる熱傷は認められなかった。したがって, その発生要因は持続的な圧迫によるものと考えられた。4.術後帰室時からの経時的な皮膚の観察, 手術直後からの体位変換や体圧分散マットの選択などを含めた, 患者の状態にあった除圧方法を実行すべきである。 続きを見る
4.

論文

論文
小河原, はつ江 ; 伊藤, まゆみ ; 遠藤, 文雄 ; 山勝, 裕久 ; 大野, 絢子
出版情報: 群馬保健学紀要.  24  pp.93-101,  2004-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />群馬大学医学部保健学科では「全人的医療」と「チーム医療」のキーワードの下に総合的で先進的な教育・研究を展開することを目的としている。 これらを体系的に学び, 実習するために「チームワーク実習」が平成11年4月からスタートした。平成15年3月までの4年間に行われた実習の成果を評価するため, 学生対象に毎年実施されているアンケート「学習到達度・自己評価」を集計し, 4年間の実習成果の推移, 学生に対する教育効果について検討した。概ね良好な評価を得ており, 初年度肯定的評価が低かった項目も年々評価が上向いていることがわかった。チームワーク実習について学生および受け入れ施設, および指導教官の中で, 実習の意味が認識され, 相乗的な努力の結果と思われた。 続きを見る
5.

論文

論文
諸星, 好子 ; 今井, 理絵 ; 稲葉, 季子 ; 金子, 正子 ; 伊藤, まゆみ
出版情報: 群馬保健学紀要.  22  pp.17-21,  2002-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />全身麻酔下で手術を受ける患者における, 骨突出部の接触圧の経時的変化と, 術後の圧迫創発生の有無を明らかにすることを目的とした。仰臥 位20名, 砕石位20名, 側臥位10名, 腹臥位10名の65名を対象に, 身体各部位の接触圧を体位固定した直後, 30分後, 60分後, 90分後, 120分後の5回経時的に測定した。圧迫解除1時間後に皮膚の状態を観察し下記の結果を得た。1.手術体位別に, 骨突出部の接触圧を経時的に測定した結果, 仰臥位, 砕石位での仙骨部, 側臥位での肋骨部・大転子部, 腹臥位での胸部・腸骨部とも, 体位固定した直後から120分後までの経時的変化は見られなかった。2.圧迫創が発生したのは側臥位のみで, 15名中2名(13.3%), 深達度はI~II度であった。2名の平均接触圧は, 肋骨部71.2mmHg, 大転子部77.9mmHgで, 側臥位の平均値よりも高値であった。3.以上の結果から全身麻酔下で手術を受ける患者の圧迫創を予防するためには, 70mmHg以下の接触圧を保持する必要がある。 続きを見る
6.

論文

論文
小林, 雅美 ; 砂崎, 博美 ; 吉田, 美由紀 ; 侭田, ゆかり ; 伊藤, まゆみ
出版情報: 群馬保健学紀要.  22  pp.23-27,  2002-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />皮膚科における電子メールを媒体とした相談内容の分析とセルフケア支援の展望について検討することを目的として, 1997年7月~2000 年1月までにアクセスのあった質問メール404件(のべ290名)について, 質問者の特性, 全疾患・代表疾患の相談内容を分析した。1.質問者は20歳代40%, 30歳代21%と若年者が多く, 質問者と相談対象の間柄は本人が75%であった。居住地域は国内外に及んだ。2.疾患では掻痒性疾患が最多で, 相談部位は顔面が多かった。病名記載ありが約7割, 受診経験ありが約6割を占めた。主な相談内容は, 治療法の検索(88件), 詳しい疾患の説明を希望(59件), 治療法の正当性(53件)についてであった。3.アトピー性皮膚炎では, 治療法の検索(21件), 薬の情報を希望(17件), 腫瘍では, 詳しい疾患の説明を希望(13件), 治療法の検索(10件), 毛包炎では, 治療法の検索(10件), 日常生活指導を希望(6件)が多かった。以上の結果から皮膚科外来におけるニーズの多様化が明らかになり, 電子メールを媒体としたセルフケア支援の展望が示唆された。 続きを見る
7.

論文

論文
宮本, 美佐 ; 伊藤, まゆみ ; 小泉, 美佐子
出版情報: 群馬保健学紀要.  22  pp.47-54,  2002-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />老年看護実習中に痴呆高齢者への対応で, 学生が体験している困難を感じる状況を明らかにすることを目的に, 学生のプロセスレコードの記述 から57の場面について質的な分析を行った。分析の結果, 痴呆高齢者への対応で困難を感じる状況として「必要なケアや行動を促すが対象者が応じないまたは拒否する場合の対応」, 「対象者の要求や意思が理解できない時の対応」, 「ほとんど反応を示さない対象者への対応」, 「何度も同じ要求や話を繰り返す時の対応」, 「悲観的・否定的な言動時の対応」, 「状況的に不適切な要求や行動への対応」, 「痴呆高齢者の思いがけない反応への対応」の7つのカテゴリーを抽出した。これらの困難を感じる状況に対し, 身体的状態だけでなく日常の生活状況や行動様式を観察すること, 言葉のみでなく行動を伴うアプローチを行うことなどいくつかの方法を学生に提示するとともに, 困難を感じた学生が自らアセスメントし, 方法を考え実施していけるようにアプローチすることが実習を効果的にすすめる上で重要であると考えられた。 続きを見る
8.

論文

論文
石田, 順子 ; 石坂, 聖子 ; 田村, 浩美 ; 森田, 麻子 ; 伊藤, まゆみ
出版情報: 群馬保健学紀要.  21  pp.57-64,  2001-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は, 聴神経腫瘍摘出術後, 顔面神経麻庫と聴力障害を持ち退院した患者の生活の支障を把握し, 外来継続看護における支援方法 を明らかにすることである。対象は, 聴神経腫瘍摘出術を受けて退院し, 外来通院中の患者7名である。外来受診時, 術前・術後・現在の気持ちや生活の支障の有無とその内容について半構成的面接を行い, 診療記録より, 手術前から面接時までの顔面麻痺と聴力障害の程度の変化を調査した。その結果, 以下のことが明らかになった。1.聴神経腫瘍摘出術を受けた患者の生活の支障は, 顔面神経麻痺・ 続きを見る
9.

論文

論文
神田, 清子 ; 常盤, 洋子 ; 大野, 絢子 ; 小泉, 美佐子 ; 小板橋, 喜久代 ; 伊藤, まゆみ ; 荒川, 千秋 ; 狩野, 太郎 ; 長岡, 理恵 ; 林, かおり ; 宮本, 美佐 ; 柳, 奈津子
出版情報: 群馬保健学紀要.  21  pp.77-80,  2001-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper
10.

論文

論文
諸星, 好子 ; 今井, 理絵 ; 山岡, 桂子 ; 久保田, 豊子 ; 伊藤, まゆみ
出版情報: 群馬保健学紀要.  20  pp.35-39,  2000-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />全身麻酔下で手術を受ける患者における接触圧高値部位の接触圧を手術体位別に明らかにする事を目的として,健常者50名および患者105名を 村象に,体位別に身体各部位の接触圧を測定し,下記の結果を得た。1.非麻酔下健常者において手術体位別に体圧分を見た結果,接触圧高値部位は,仰臥位・砕石位では仙骨部,側臥位では肋骨部・大転子部,腹臥位では胸部・腸骨部であった。2.全身麻酔下では,いずれの部位の接触圧も非麻酔下に比べ有意に高かった。3.全身麻酔下強制体位での手術においては、砕石位手術における仙骨部、側臥位手術における肋骨部と大転子部に対する圧迫創予防方法の検討が特に重要である。 続きを見る