1.

論文

論文
胡, 景萍 ; 児玉, 有子 ; 分島, るり子 ; 井上, 範江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.1-6,  2007-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】中国においては, 社会構造の変化に伴い患者が求める看護は量から質へと変化している. 本研\n究の目的は, 日本で開発された看護師に対する看護ケ アの質質問紙(QNCQ-NS) の中国語版(中国語訳\nQNCQ-NS) を作成・検討し, 中国語訳QNCQ-NSを用いて中国の看護職者による看護ケアの質評価を行う\nことである. 【対象と方法】中国語訳QNCQ-NSを作成・検討し, 中国の3つの総合病院の病棟に勤務する\n看護職者に対して無記名自記式の質問紙調査を実施した. 【結果】有効回答(281名) における因子分析\nの結果, 日本語版QNCQ-NSの40項目のうち32項目が選ばれ, その中から7つの因子が抽出された. また, \n中国語訳QNCQ-NS 32項目でのCronbach'sαは0.92であり, 32項目での総得点の平均値の比較では, 職位\n別で有意差が認められた. 【結語】中国語訳QNCQ-NSを作成・検討した結果, 32項目7因子が選ばれ\n(信頼性を確認), 日本語版との構成概念の違いが見られた. また, 中国の看護師の職位別QNCQ-NSの総得点\nの平均値の比較で有意差があった. 続きを見る
2.

論文

論文
浅井, 直美 ; 小林, 瑞枝 ; 荒井, 真紀子 ; 齋藤, やよい
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.17-27,  2007-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】看護早期体験実習の学習効果を評価するために, 学生の意味化した経験の特徴を明らかにする. \n【方法】学生27名の実習レポートを分析対象とし, 質的 帰納的研究技法によって抽出した217の経験内\n容を分析した. 【結果】経験内容は17サブカテゴリーに分類され, 〔情報を獲得し, その情報から印象を\n受け感情を抱いた経験〕〔情報を既存の知識と照合し情報を理解した経験〕〔情報を既存の知識と照合し情報\nを理解し, 感情を抱いた経験〕〔情報と既存の知識を照合し疑問や問題意識を抱いた経験〕〔既存の知識を加え\nながら, 情報に基づき異なる状況を考え, 推し量った経験〕〔情報から看護への関心を拡げた経験〕〔情報を契\n機に自己を客観視した経験〕の7カテゴリーに統合された. 【結語】学生の体験は情報の理解・照合・疑\n問・推論を経て, さまざまな感情を伴う看護の経験へと変化し, 看護への関心や対象の理解, 自己理解を深め\nる機会となっていた. 続きを見る