1.

論文

論文
金泉, 志保美
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.29-39,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />医療的ケアの必要な小児の退院に向けて看護師が行っている支援の状況を明らかにする\nことを目的として,入院施設の看護師14名を対象に質 問紙調査を行い,併せて43事例への支援\nに関する調査結果が得られた。その結果,在宅療養への家族の意思決定を支える上で効果があ\nると看護師が考える支援は,在宅療養が可能な状態へ導く支援であり,そこには,『焦らない』\n『その児にとって最もよい方法を模索する』という看護師の姿勢を基盤とした,親の思いに寄\nり添うアプローチが作用していることが示された。また,事前の家庭訪問による療養環境アセ\nスメントを行っていたのは41.5%,家庭用物品を用いてのケア指導を行ったのは30.2%である\nこと,看護師によるリハビリを行っていたのは20.9%,読み聞かせを行っていたのは25.6%で\nあること等が分かり,より家庭に近い環境での支援や成長発達支援の視点を持つことの必要性\nが示唆された。 続きを見る
2.

論文

論文
胡, 景萍 ; 児玉, 有子 ; 分島, るり子 ; 井上, 範江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.1-6,  2007-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】中国においては, 社会構造の変化に伴い患者が求める看護は量から質へと変化している. 本研\n究の目的は, 日本で開発された看護師に対する看護ケ アの質質問紙(QNCQ-NS) の中国語版(中国語訳\nQNCQ-NS) を作成・検討し, 中国語訳QNCQ-NSを用いて中国の看護職者による看護ケアの質評価を行う\nことである. 【対象と方法】中国語訳QNCQ-NSを作成・検討し, 中国の3つの総合病院の病棟に勤務する\n看護職者に対して無記名自記式の質問紙調査を実施した. 【結果】有効回答(281名) における因子分析\nの結果, 日本語版QNCQ-NSの40項目のうち32項目が選ばれ, その中から7つの因子が抽出された. また, \n中国語訳QNCQ-NS 32項目でのCronbach'sαは0.92であり, 32項目での総得点の平均値の比較では, 職位\n別で有意差が認められた. 【結語】中国語訳QNCQ-NSを作成・検討した結果, 32項目7因子が選ばれ\n(信頼性を確認), 日本語版との構成概念の違いが見られた. また, 中国の看護師の職位別QNCQ-NSの総得点\nの平均値の比較で有意差があった. 続きを見る
3.

論文

論文
神田, 清子 ; 飯田, 苗恵 ; 狩野, 太郎
出版情報: 群馬保健学紀要.  20  pp.13-20,  2000-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />がん化学療法を受ける患者に提供されている病院食の実態を把握することを目的に全国の250床以上の病院241施設を無作為に抽出し郵送法に より調査した.回収は171施設(回収率70.9%)であり,そのうち該当なし26施設を除く145施設について分析を行い以下の結果を得た.1.がん化学療法を受ける患者のために特別の献立を有している施設が52(35.9%)施設認められ,献立内容は加熱・無菌食22施設,化学療法食18施設,口内炎食15施設,個人対応食6施設,その他12施設であった.2.全施設ががん化学療法を受ける患者には特別な献立が必要であると回答していた.3.患者の食事ケアで取り組んでいる内容は看護サイドと栄養部門が連携をとり,食事がとれない患者に対応しているがもっとも多い記載であった.4.取り組まなければならない事柄としては,システムづくり,治療食としての献立設定,観察・介入・指導,環境づくりの4カテゴリーに分類された.多くの病院では積極的に食事ケアに携わっていたが,システムづくりや治療食としての口内炎食,嘔気・嘔吐食,味覚変化対応食などの献立設定が課題として残された. 続きを見る
4.

論文

論文
林, かおり ; 藤野, 文代
出版情報: 群馬保健学紀要.  20  pp.63-68,  2000-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />入院中の高齢肝細胞癌患者5名における身体,精神,及び,社会的特徴を明確にし,患者にとってより良いQOLを踏まえたケアを明らかにするこ とを目的として検討した。研究方法として,対象患者の身体,精神及び,社会的面のQOLに注目した看護実践を行う。更に実践したケアを評価し,高齢癌患者に対するQOLに注目したケアの検討を行った。結果として,高齢癌患者には共通して体力,生理機能,抵抗力の低下が観られた。又,精神活動,闘病意欲の低下,ケアに対する受け身的な態度も観察された。以上の結果より,高齢癌患者にとってQOLに注目 続きを見る