1.

論文

論文
Kawata, Tomomi ; Fujimoto, Keiko ; Kowada, Miyuki ; Kanda, Kiyoko ; 川田, 智美 ; 藤本, 桂子 ; 小和田, 美由紀 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.175-184,  2012-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【背景・目的】本研究は, 患者および家族の“不確かさ”に関連する研究を分析し,患者や家族が病気に伴っ\nて経験する“不確かさ”とはどのような内容であるのか,その表現を明確にし,言語化する.そして,不 確かさ\nをいかにマネジメントしていくかという適応上の課題に対して看護の示唆を得ることを目的とする. 【対象\nと方法】2001年から2011年7月までの原著論文を対象とした.医学中央雑誌を使用し,“不確かさ”and “看\n護”をキーワードに検索を行ない, 患者および家族を対象とし, テーマ内容に沿った35論文について内容分\n析を行った. 【結果】“不確かさ”に関する研究内容は,《身体感覚に確信が得られないことにより生じる\n不確かさ》《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》《将来の見通しが立たないこと\nに関する不確かさ》《病状や治療効果を予測できないことに対する不確かさ》《迫りくる死への不安から生き\nる意味が見いだせず感じる不確かさ》の5カテゴリから形成された. 最も大きなウエイトを占めたカテゴリ\nは, 《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》であった. 【結語】患者および家\n族が不確かさを受け入れ, 適応に向けて生活していけるよう, 適切な情報提供と不確かさを傾聴することが\n重要な課題であると示唆された. 続きを見る
2.

論文

論文
浅井, 直美 ; 小林, 瑞枝 ; 荒井, 真紀子 ; 齋藤, やよい
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.17-27,  2007-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】看護早期体験実習の学習効果を評価するために, 学生の意味化した経験の特徴を明らかにする. \n【方法】学生27名の実習レポートを分析対象とし, 質的 帰納的研究技法によって抽出した217の経験内\n容を分析した. 【結果】経験内容は17サブカテゴリーに分類され, 〔情報を獲得し, その情報から印象を\n受け感情を抱いた経験〕〔情報を既存の知識と照合し情報を理解した経験〕〔情報を既存の知識と照合し情報\nを理解し, 感情を抱いた経験〕〔情報と既存の知識を照合し疑問や問題意識を抱いた経験〕〔既存の知識を加え\nながら, 情報に基づき異なる状況を考え, 推し量った経験〕〔情報から看護への関心を拡げた経験〕〔情報を契\n機に自己を客観視した経験〕の7カテゴリーに統合された. 【結語】学生の体験は情報の理解・照合・疑\n問・推論を経て, さまざまな感情を伴う看護の経験へと変化し, 看護への関心や対象の理解, 自己理解を深め\nる機会となっていた. 続きを見る