1.

論文

論文
北田, 陽子 ; 瀬山, 留加 ; 高井, ゆかり ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.489-498,  2011-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />要 旨\n[目 的]一般病棟に勤務する看護師による終末期がん患者の家族への支援内容を明らかにすること.[対\n象と方法]倫理審査委員会の承認を得て,A病院の一般病棟に勤務する看護師で,がん看護従事年 数が通算\n3年以上の者を対象に,半構成的面接によリデータ収集し,質的帰納的方法を用いて分析した.[結 果]\n対象は19名で,がん看護従事年数は3-20年であった.分析の結果,5コアカテゴリーである『家族支援の前\n提となる経験知や知識技術』『家族支援を行う上での信頼関係の形成』『家族成員及び家族内の状況把握と問\n題の明確化』『家族を全人的に捉えた実践』『実践の自己評価』が構成された.[結 語]看護師は終末期が\nん患者の家族支援において,経験などから家族支援の意味づけや,よりよい看護支援への動機づけを行って\nいた.このことから,自己の看護を振り返る機会を増やすことで,家族支援の実践の向上に繋げられる可能性\nが示唆された. 続きを見る
2.

論文

論文
加藤, 咲子 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子 ; 清水, 裕子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.236-236,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
3.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 石田, 和子 ; 中島, 陽子 ; 吉田, 久美子 ; 角田, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.31-38,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />がん患者の日常生活動作(Activities of Daily Living 以下ADL)は,病状の進行に伴い\n低下し,終末期にお いてはそれまでの自立した生活を維持することが困難となる。しかし,ほ\nとんどの患者はできる限り自分のことは自分でやりたいと願っているため,自尊心の低下が起\nきないよう援助する必要がある。そこで本研究の目的は,大学病院の一般病棟で終末期を過ご\nしたがん患者のADL が障害されてからの生存期間を診療録や看護記録から明らかにした。さ\nらに,患者や家族の希望が最後の時まで保たれるような生活支援について検討を行った。\n対象者は,大学病院の一般病棟でがんにより死亡した患者42名とし,診療録に記載された医\n師,看護師などの記録から,対象者の移動,排便,排尿,食事,水分摂取,会話,応答の能力\nが障害された時期をデータとして収集した。\nその結果,すべてのADL は死亡日が近づくにつれて低下していたが,死亡5日前ごろから\n障害を抱える対象者の数は顕著に増加していた。障害を受ける期間の長いADL としては移動,\n排便,排尿があげられ,食事,水分摂取は死亡5日前,応答,会話は死亡1日前に障害を抱え\nる対象者が多かった。\n終末期がん患者は会話や応答の機能が比較的最後まで維持されるため,患者の希望や反応を\n確実に把握し,患者自身の自律性を損なわないようなかかわりが看護支援の基盤を形成すると\n示唆された。 続きを見る
4.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 石田, 和子 ; 中島, 陽子 ; 吉田, 久美子 ; 角田, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.51-59,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />がん患者の終末期におけるせん妄発症率は,68~90%であり,さまざまな精神症状を呈\nすることで,患者や家族のQOL を低下させる一 因となっている。そこで本研究の目的は,せ\nん妄を呈したがん患者の満たされないニーズを明らかにし,必要な看護支援の検討における基\n礎的資料とすることとした。\n対象者は,がんにより死亡した患者のうち,せん妄症状を呈した30名とした。データ収集は,\n診療録に記載された医師,看護師の記録から対象者のニーズに関連した記載を抽出し,集計を\n行なった。\nその結果,せん妄を発症したすべての対象者が臨終前には何らかの満たされないニーズを抱\nえていたが,その出現頻度には偏りがみられた。疾患による差異は認められなかったが,複数\nの満たされないニーズを抱えていた者は他臓器への転移を認める患者であった。特に出現頻度\nの高い満たされないニーズはコミュニケーションであり,53.3%であった。原因は情動障害や\n失見当識などによる重度の意識障害などであり,出現時期はそれぞれ平均死亡12.0日前であっ\nた。また,呼吸や睡眠も47.0%と高い頻度で満たされないニーズとなっていたことが明らかと\nなった。\nせん妄を呈する終末期がん患者はコミュニケーション障害を抱える場合が多いため,基本的\nニーズを枠組みとしたアセスメントが有用であると考えられた。また看護師は,患者が自らの\n思いをいつまでも伝えられる手段として言葉をしたためることも大切であることを認識し,折\nに触れて伝えることも重要であることが示唆された。 続きを見る