1.

論文

論文
Yoneyama, Satoshi ; Yuzawa, Kenji ; Kobayashi, Yoshinobu ; Muto, Ryo ; Okada, Akiho ; Kato, Takehito ; Kozaki, Koichi ; Terashima, Toru ; 米山, 智 ; 湯沢, 賢治 ; 小林, 仁存 ; 武藤, 亮 ; 岡田, 晃穂 ; 加藤, 丈人 ; 小崎, 浩一 ; 寺島, 徹
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.271-275,  2018-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />完全内臓逆位は稀な疾患であり,それ自体の病的意義は少ないが,手術の際は十分な解剖学的理解が必要となる.今回我々は,完全内臓逆位症患者に発症した胃癌に対して腹腔鏡補助下幽門側胃切除術を施行したので報告 する.患者は 70歳代女性.小児期の虫垂炎手術の際に内臓逆位を指摘されていた.心窩部不快感を主訴に前医で胃癌と診断され,当院を紹介受診した.腹部造影 CT 検査では,腹腔動脈の分岐形態は正常者と比較して鏡面像を呈する以外に明らかな破格は認められなかった.多脾症や腸回転異常などの合併異常も認めなかった.術前に術者・助手で解剖学的理解を共有し,また手術の際は小開腹を先行させるとともに,立ち位置を通常と逆とするなどの工夫を行い,腹腔鏡補助下幽門側胃切術(Roux-en-Y 再建)を施行し得た.完全内臓逆症患者に対する腹腔鏡手術は報告が少なく,術前に十分なシミュレーションを行う事が重要と考えられた. 続きを見る
2.

論文

論文
Takeyoshi, Izumi ; Hirai, Keitaro ; Miyamae, Yohei ; Ogawa, Hiroomi ; Tsukagoshi, Hiroshi ; Takahashi, Norifumi ; Tanaka, Kazumi ; Takahashi, Kengo ; Igarashi, Takamichi ; Yoshinari, Daisuke ; Sunose, Yutaka ; 竹吉, 泉 ; 平井, 圭太郎 ; 宮前, 洋平 ; 小川, 博臣 ; 塚越, 浩志 ; 高橋, 憲史 ; 田中, 和美 ; 高橋, 研吾 ; 五十嵐, 隆通 ; 吉成, 大介 ; 須納瀬, 豊
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  63  pp.119-124,  2013-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【背景と目的】 Virchow転移がある胃癌に対し化学療法を行い ,画像上 Virchow転移が消失した症例に対し原発巣を切除しているが ,この切除症例について手術の妥当性を検討した .【対象および 方法】 2005~2012年に , Virchow転移がある胃癌で化学療法後原発巣を切除した 4例を対象として ,臨床病理学的に検討した .【結果】化学療法は S-1を中心に 6-11カ月行い ,原発巣を切除し傍大動脈周囲リンパ節のサンプリングを含めたリンパ節郭清を行った .4例中 2例が深達度は mと smであり ,リンパ節転移はなく ,術後 4年 9カ月と 8カ月無再発生存中である .2例は ssと seであり ,リンパ節転移があり術後 1年と術後 8カ月で原病死した .【結語】化学療法後 Virchow転移が消失した胃癌の場合 ,長期生存が期待しうる .リンパ節は癌が消失しても原発巣には癌が遺残することが多いので ,原発巣は切除したほうが良い .病理学的にリンパ節転移がない場合 ,長期生存の可能性があるが今後の症例の集積が必要である . 続きを見る
3.

論文

論文
Toya, Hiroyuki ; Takeyoshi, Izumi ; Takahashi, Kengo ; Miyamae, Yohei ; Tanaka, Kazumi ; Takahashi, Norifumi ; Hirai, Keitaro ; Tsukagoshi, Hiroshi ; Ogawa, Hiroomi ; Totsuka, Osamu ; Yoshinari, Daisuke ; Sunose, Yutaka ; 戸谷, 裕之 ; 竹吉, 泉 ; 高橋, 研吾 ; 宮前, 洋平 ; 田中, 和美 ; 高橋, 憲史 ; 平井, 圭太郎 ; 塚越, 浩志 ; 小川, 博臣 ; 戸塚, 統 ; 吉成, 大介 ; 須納瀬, 豊
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.291-294,  2012-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
4.

論文

論文
Ogawa, Hiroomi ; Kawate, Susumu ; Sunose, Yutaka ; Yoshinari, Daisuke ; Arakawa, Kazuhisa ; Totsuka, Osamu ; Toya, Hiroyuki ; Sato, Hiroaki ; Hirai, Keitaro ; Takeyoshi, Izumi ; 小川, 博臣 ; 川手, 進 ; 須納瀬, 豊 ; 吉成, 大介 ; 荒川, 和久 ; 戸塚, 統 ; 戸谷, 裕之 ; 佐藤, 弘晃 ; 平井, 圭太郎 ; 竹吉, 泉
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.163-167,  2012-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />症例は86歳の女性. 検診の上部消化管内視鏡検査で噴門から体下部にかけての胃癌と診断され, 手術を施\n行した. 開腹すると十二指腸水平脚は後腹膜に固定されておらず, トライツ靭帯を形成していなかっ た. 腹腔\n内で小腸が右側,結腸が左側に偏在していたため腸回転異常症と診断した.Ladd靭帯の形成も認めなかった.\n胃全摘術を施行してRoux-en Y 再建を行い, 腸回転異常に対しての手術は行わなかった. 成人で発見される\n腸回転異常症は比較的まれであり, 消化管悪性腫瘍の手術の際に偶然発見されることもある. 画像検査の発\n達した現在では, 従来の造影検査以外にも診断可能な方法があるため, 詳細な術前画像所見の検討が必要で\nあった. また, 腸回転異常症に対して術式を付加するかどうかは一定の見解を得ておらず, 個々の腹腔内所見\nにより検討されるべきと考えられた. 続きを見る
5.

論文

論文
Krabayashi, Makoto ; Tanahashi, Yoshifumi ; Okano, Takao ; Ohki, Sshigeru ; Yokoe, Takao ; Sunose, Yutaka ; Takeyoshi, Izumi ; 倉林, 誠 ; 棚橋, 美文 ; 岡野, 孝雄 ; 大木, 茂 ; 横江, 隆夫 ; 須納瀬, 豊 ; 竹吉, 泉
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.53-57,  2012-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />症例は62歳の男性で,食欲不振・腹部膨満感・黒色便・めまいを主訴に来院した、上部消化管内視鏡槍査\nで胃幽門前庭部に全周性狭窄を呈した3型腫瘍を認め,CTで傍大動脈リンパ節転移があり,胃癌Stage IVと\n診断した、通過障害による摂食不良のため,入院してパクリタキセルによる化学療法を開始したが,効果はな\nがった、通過障害による嘔吐が続き,外科的バイパス術を希望しないため,ステント治療を行った、wall-\nFlexTMノンカバードステント留置を施行したが改善せず,ステント内にUltraFlexTMカバードステントを再\n留置することにより摂食可能となった、その後化学療法を施行したが,初回ステント留置後llヶ月に癌死し\nた、\n 幽門狭窄を呈した切除不能胃癌の癌緩和的治療の選択肢として,ステント治療を槍討すべきであると考え\nる. 続きを見る
6.

論文

論文
Arai, Masaaki ; Ochiai, Ryo ; Hirai, Keitaro ; Sunose, Yutaka ; Yokoo, Hideaki ; Takeyoshi, Izumi ; 新井, 正明 ; 落合, 亮 ; 平井, 圭太郎 ; 須納瀬, 豊 ; 横尾, 英明 ; 竹吉, 泉
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.519-524,  2011-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />症例は63歳男性.上腹部不快感を主訴に近医を受診した.上部消化管内視鏡検査で胃前庭部小弩に,2型の\n腫瘍を認め,生検の結果,中~低分化管状腺癌と診断され,石井病院外科に紹介された.CT検査で肝左葉 に大\nきさ約5cmの低吸収領域を認め,胃癌の肝転移と診断した.平成22年4月からS-1+CDDP療法を開殆し\nた.7コース終了後の内視鏡では腫瘍は明らかに縮小傾向で,療痕組織様であった.またMRIで肝転移の著明\nな縮小がみられ,腫瘍は外側区域に限局した.平成23年3月群馬大学医学部附属病院で幽門側胃切除D2郭\n清,Billroth I法再建,肝外側区切除を施行した.\n 病理学的にはtub2, pT2(MP), pNO, INFβ, lyO, v2, PM(一), DM(一), Hl, pStage IVであったがRO切除\nができた.経過は艮好で,第12病日に退院した.その後石井病院外来で経過観察中であるが,術後5ヶ月の現\n在明らかな再発はない. 続きを見る
7.

論文

論文
戸谷, 裕之 ; 竹吉, 泉 ; 須納瀬, 豊 ; 吉成, 大介 ; 戸塚, 統 ; 小川, 博臣 ; 平井, 圭太郎 ; 高橋, 憲史 ; 田中, 和美 ; 平戸, 純子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.187-191,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
8.

論文

論文
竹吉, 泉 ; 吉成, 大介 ; 戸塚, 統 ; 戸谷, 裕之 ; 小川, 博臣 ; 平井, 圭太郎 ; 高橋, 憲史 ; 田中, 和美 ; 清水, 尚 ; 荒川, 和久 ; 須納瀬, 豊 ; 川手, 進
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.9-13,  2011-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】教室で行ってきた腹腔鏡下胃切除の術式の変遷と短期成績を提示し, 腹腔鏡下胃切除の有用性を\n検討する.【方法】2006年4月~2010年5月末までに 胃癌に対し当科で行われた腹腔鏡下胃切除116例を対象とし, 手術方法や成績について検討した.【結果】導入当初は幽門側胃切除, 幽門保存胃切除は腹腔鏡補助下で行い, 胃全摘と噴門側胃切除は用手補助腹腔鏡下で行っていたが, 2009年からは全ての術式を完全腹腔鏡下で行っている. 術後Stage IA, IBの短期成績はIAで77例中1例が他病死し, IBで18例中1例が再発生存中である. 完全腹腔鏡下胃切除32例の平均手術時間は338分で, 出血量は104g, 在院日数は10.9日で, 術後合併症は2例(6.3%)であった.【結 語】胃癌手術で腹腔鏡手術は年々増加し, 術式は変遷して現在は完全腹腔鏡下に行っている. 合併症は比較的少なく, 短期成績も比較的良好であるので, 今後標準手術となりうる可能性がある. 続きを見る
9.

論文

論文
竹吉, 泉 ; 吉成, 大介 ; 戸塚, 統 ; 戸谷, 裕之 ; 小川, 博臣 ; 平井, 圭太郎 ; 高橋, 憲史 ; 田中, 和美 ; 清水, 尚 ; 荒川, 和久 ; 須納瀬, 豊 ; 川手, 進
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.31-35,  2011-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】腹腔鏡補助下胃切除では, 術中に病変の局在を診断し, 適切な術式を決定することが困難である.そこで術前3D-CTの有用性について検討した.【方法】内 視鏡を用い病変にクリップで印を付けた後, 動脈相と門脈相のCTをO.5mm間隔で撮影し, 3D-CTを作成した.【結果】術前の3D-CTで胃周囲血\n管との位置関係まで含めた胃癌の局在が描出できた. 5mm程度以上のリンパ節が描出可能であった. また, 術式の決定(幽門側胃切除か幽門保存胃切除か)に有用で, 症例によっては胃切除の際の切離線決定に有用であった.【結語】3D-CTを用いれば至適な胃切除範囲・リンパ節郭清範囲を決定できるので, より安全かつ過不足のない適切な手術が行える可能性がある. 続きを見る