1.

論文

論文
Muroda, Saori ; Takei, Akemi ; Kanda, Kiyoko ; 室田, 紗織 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  63  pp.125-131,  2013-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【目的】がんサバイバーが,セルフヘルプグループ (SHG)での活動を通じて,新たな役割を獲得するプロセスを明らかにする.【対象と方法】 SHGで活動するがんサバイバー10名を対象に,半構成的面接を行 い, M-GTAの手法を用いて分析を行った.【結果】がんサバイバーが SHGでの活動を通じて新たな役割を獲得するプロセスは,『他のがんサバイバーへ抱き始める関心』から始まった.『がんサバイバーからの享受と相互作用の実感』を得ながら活動を継続していく中で,『社会のために活動する役割意識』へと向かっていた.また,「がんゆえに生じる恒久的な苦悩」が影響していた.【結語】がんの恩恵を見出すことが新たな役割を得るために欠かすことができないステップであった.またがんサバイバーは, SHGの情報提供機能を求めていた.そのため看護師は,他のサバイバーとの相互作用を高める関わり,SHGが的確な情報提供の場になるような支援を行うことが求められる. 続きを見る
2.

論文

論文
北田, 陽子 ; 瀬山, 留加 ; 高井, ゆかり ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.489-498,  2011-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />要 旨\n[目 的]一般病棟に勤務する看護師による終末期がん患者の家族への支援内容を明らかにすること.[対\n象と方法]倫理審査委員会の承認を得て,A病院の一般病棟に勤務する看護師で,がん看護従事年 数が通算\n3年以上の者を対象に,半構成的面接によリデータ収集し,質的帰納的方法を用いて分析した.[結 果]\n対象は19名で,がん看護従事年数は3-20年であった.分析の結果,5コアカテゴリーである『家族支援の前\n提となる経験知や知識技術』『家族支援を行う上での信頼関係の形成』『家族成員及び家族内の状況把握と問\n題の明確化』『家族を全人的に捉えた実践』『実践の自己評価』が構成された.[結 語]看護師は終末期が\nん患者の家族支援において,経験などから家族支援の意味づけや,よりよい看護支援への動機づけを行って\nいた.このことから,自己の看護を振り返る機会を増やすことで,家族支援の実践の向上に繋げられる可能性\nが示唆された. 続きを見る
3.

論文

論文
原, 祥子 ; 角田, 明美 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子 ; 瀬山, 留加
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.440-440,  2011-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
4.

論文

論文
Takei, Akemi ; Seyama, Ruka ; Ishida, Junko ; Kanda, Kiyoko ; 武居, 明美 ; 瀬山, 留加 ; 石田, 順子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.145-152,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
5.

論文

論文
Ishida, Junko ; Hosokawa, Mai ; Takei, Akemi ; Hirai, Kazue ; Ishida, Kazuko ; Kanda, Kiyoko ; 石田, 順子 ; 細川, 舞 ; 武居, 明美 ; 平井, 和恵 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.153-160,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
6.

論文

論文
瀬沼, 麻衣子 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子 ; 瀬山, 留加 ; 篠田, 静代 ; 北田, 陽子 ; 五十嵐, 玲子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.51-58,  2011-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】外来で放射線療法を受けているがん患者のQoLに影響する要因を明らかにする.【対象と方法】外来で放射線療法を受けているがん患者73名(平均年齢64.2 歳, SD12.2歳)を対象とし, QOL評価尺度FACT-Gを用いて質問紙調査を行った.【結果】QOL得点の平均は74.8(SD17.1)点であり, 影響する\n要因について検討した結果, 25項目について有意差が認められた. さらにステップワイズ法で重回帰分析を行った結果, QOLに影響する要因は影響の大きい順に, 原疾患による手術の有無, ソーシャルサポート(家族以外), 疲労感, 再発・転移の不安, PS, つらさの6項目であった.【結語】QOL得点には心理・社会的要因が大きく影響していることが明らかとなった. 看護支援としては, 影響要因をスクリーニングし, QOL低下の早期発見と, 低下している患者へ対し早期に支援を開始することが必要である. 続きを見る
7.

論文

論文
二渡, 玉江 ; 砂賀, 道子 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 高橋, 陽子 ; 廣瀬, 規代美 ; 中西, 陽子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  60  pp.17-23,  2010-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】1999年から2008年までに日本国内で掲載された乳房温存術を受けた乳がん患者の看護に関する論文から, 研究の動向と課題を明らかにする. 【方法】「 医学中央雑誌」を使用し,「乳がん」「看護」「乳房温存術」「乳房温存療法」をキーワードに検索を行い, 研究デザイン, 方法, 内容の分析を行った. 【結果】対象文献は49論文であり, 量的研究が53.1%と半数以上を占め, 研究デザインは, 因子探索的研究が最も多く57.1%であった. 研究内容は「心理的変化とストレスコーピング」(18コード : 36.7%),「治療に伴う機能障害の予防と生活への影響」(7コード : 14.3%),「治療選択やQOLに影響する要因」(8コード : 16.3%),「治療に関連した情報提供と支援ニーズ」(5コード : 10.2%),「看護介入プログラムの開発とケア実践の評価」(11コード : 22.4%) の5つのカテゴリに集約された. 【考察】以上の結果は, 乳房温存術や継続治療がもたらす心身両面への影響をQOLの視点から捉え, 心理的な看護介入プログラムによる介入研究がなされるようになってきていることを示している. 今後は介入研究を積み重ね, それらの評価に基づく効果的な介入プログラムの開発が望まれる. 続きを見る
8.

論文

論文
恩幣, 宏美 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江 ; 岡, 美智代
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.9-18,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】本研究は,成人看護学実習を履修した看護学生における,ヒヤリハットに対す\nる知識と認識を明らかにし,今後の成人看護学領域にお ける医療事故に対する教授方法の検討\nに活かすことである。【方法】2008年にA大学医学部保健学科の成人看護学実習を履修した学\n生に,医療事故の事例を読んでもらい,フォーカスグループインタビューの実施またはレポー\nトを提出してもらった。それらの内容から認識と知識を抽出し,KJ法で分析を行った。【結果】\n知識は2カテゴリーに分類され,認識は8カテゴリーと26サブカテゴリーに分類された。【結\n論】学生は実習前に学習した知識を有しながらも,その知識を有効に活用することができない\n認識の中で実習を開始し,患者・家族や看護師,教員との相互関係の中でヒヤリハットに対す\nる様々な認識を持っていることが明らかとなった。教員は学生がこれらのヒヤリハットに対す\nる知識と認識をもっていることを理解しながらも,まずはヒヤリハットや医療事故を防ぐ具体\n的な取り組みを講じていくことが重要である。 続きを見る
9.

論文

論文
加藤, 咲子 ; 京田, 亜由美 ; 中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.19-28,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />終末期がん患者における呼吸困難の発生頻度は非常に高いと言われているが,科学的根\n拠に基づいた看護介入が確立していないことが現状であ る。本研究の目的は,呼吸困難を抱え\nるがん患者への看護支援に関する2004年から2008年までの5年間に掲載された原著論文を分析\nし,研究の動向と課題を明らかにすることである。「医学中央雑誌」を用いて「呼吸困難」「が\nん」「看護」をキーワードに検索を行い,研究デザイン,方法,内容の分析を行った。その結\n果,対象論文は23件であり,研究デザインは因子探索研究が60.9%,種類は質的研究が61.0%\nを占めていた。研究内容は,《呼吸困難緩和のための看護支援の検討》《呼吸困難を抱える患\n者の在宅療養に対する看護支援の検討》《がん患者の抱える症状と呼吸困難との関連性の検\n討》の3つのカテゴリが形成された。総じてがん患者の呼吸困難に関する看護研究の論文数は\n少なく,特に呼吸困難を緩和する看護介入の有効性を検証する研究が少ない状況であった。今\n後は,呼吸困難を緩和する看護介入方法を確立するためのエビデンスレベルの高い研究や,患\n者の主観的な呼吸困難感を把握できる評価尺度開発のための研究の必要性が示唆された。 続きを見る
10.

論文

論文
京田, 亜由美 ; 加藤, 咲子 ; 中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.49-58,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,死を意識する病を抱える患者の死生観に関連する論文を分析し,研究\nの動向と今後の研究課題を明らかにすることである。1 999年から2009年までの10年間に発表さ\nれた原著論文を対象とし,医学中央雑誌を使用し,“死生観”and“患者”と,“病気体験”を\nキーワードに検索を行った。病を抱える患者を対象とし内容的にテーマに沿ったものを選択,\n研究デザイン,方法,内容等の分析を行った。その結果,対象論文は48論文であり,研究デザ\nインは因子探索研究,研究方法は質的研究が約90%であった。データ収集方法では,面接法が\n40.7%と最も多く,対象疾患は,がんが最も多く64.8%,病期は終末期が半数を占めた。患者\nの死生観への接近方法に関するカテゴリは≪内的世界を見つめることで見えてくる死生観≫が\n半数以上を占め,≪トータルペインを把握することで見える死生観≫≪外的世界に表出された\n生き方を見つめることで見える死生観≫が続いた。患者の死生観に焦点を当てた研究は少数で\nあった。今後,患者の死生観に焦点を当てた質的・量的研究が必要であることが示唆された。 続きを見る
11.

論文

論文
堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 恩幣, 宏美 ; 武居, 明美 ; 斉藤, 洋子 ; 岡, 美智代 ; 神田, 清子 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.67-75,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />〔目的〕成人看護学実習Ⅱに組み込まれている手術室見学実習において,学生が手術室\n看護師の役割や手術侵襲・合併症について,どのような 学びを得ているかを明らかにすること\nである。〔方法〕手術室見学実習を行った学生のレポートを分析対象とし,学びに関する文章\nを抽出した。抽出した文章を1文脈単位に分けて記録単位とし,Berelson,B.の内容分析を\n参考に意味内容の類似性に従い抽象化し,カテゴリを導き出した。〔結果〕手術室見学実習に\nおける学生の学びは,【術前における外回り看護師の業務】【手術により起こりうる合併症】\n【手洗い看護師の業務】【手術室におけるチームワーク】【術中・術直後における外回り看護師\nの業務】【手術に伴う患者の身体的・精神的苦痛】【学生が実感した手術室見学実習の効果】\n【手術室環境に関する情報】【回復室看護師の業務】【手術室看護師に求められる能力】の10カ\nテゴリに分類され,37サブカテゴリが含まれた。〔結語〕手術室見学実習における学生の学び\nを分析した結果,多くの学生が掲げた行動目標を全て達成できていた。また,より実践的な学\nびを提供するためには,実習体制の整備が必要と考えられた。 続きを見る
12.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 新井, 香 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.351-356,  2009-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】がん患者の家族は, 患者と同様に現状や将来に関して悩み, 苦悩している. そこで本研究の目的は, がん患者の家族を対象としたこれまでの介入研究 の成果を集約し, Priority Symptom Management (PRISM) Levels of Evidenceの基準に従い分類しながら整理することで, 動向と今後の課題を明らかにすることである. 【対象・方法】データベースはPubMed, CINAHLを用い, 2000年~2009年3月を検索期間とした. 検索用語は, "family of cancer patient", "educational intervention" または "psychology intervention" と特定し, Nursing Journalで制限をかけ, 抽出論文にハンドサーチを加えた. それらを集約し, RopkaらPRISMを参考に, エビデンスレベルの分類を行った.【結果】分析対象論文は27文献であり, エビデンスレベルは高い方から順に, 1: 2件, 2: 8件, 3: 14件, その他: 3件であった. 【結 語】 Jeannieらの先行研究と比較すると, 2000年以降の介入研究では, (1)十分な無作為化, (2)アウトカムの測定に信頼性のある尺度を採用している, (3)家族をシステムととらえた介入モデルを描いている点で発展がみられた. 続きを見る
13.

論文

論文
神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 瀬山, 留加
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.319-319,  2009-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
14.

論文

論文
武居, 明美 ; 福田, 佳美 ; 瀬山, 留加 ; 伊藤, 民代 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.11-20,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />要旨:本研究の目的は,外来化学療法における副作用症状の実態と特徴を明らかにし,看護支\n援の検討を行うことである。対象は,外来化学療 法を受ける外来がん患者84名。患者が副作用\n症状を記録した自己記録ノートから得られた副作用症状について,FEC,TXL,FOLFOX,\nTXT のレジメン別に分析を行った。その結果,最も出現頻度が高かったのは倦怠感であり,\nFEC においての出現頻度は100%だった。次いで頻度が高かったのは食欲不振,悪心,便秘,\n末梢神経障害であった。また,レジメン別に副作用症状の出現頻度,程度と持続期間が異なる\nことが明らかになった。これらのことから,看護師はレジメンに応じた副作用症状を具体的に\n把握し,患者に対して各々のライフスタイルに応じた支援や,副作用症状が重篤化しないよう\nに患者による自己記録を活用しながらの予防的な管理が求められることが示唆された。 続きを見る
15.

論文

論文
辻村, 弘美 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 恩幣, 宏美 ; 神田, 清子 ; 岡, 美智代 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.21-30,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,2005年入学の新カリキュラム導入後の学生(以下新カリ群)の成人看\n護学急性期実習と慢性期実習における看護基本技術 の経験度を明らかにし,成人看護学実習に\nおける看護実践能力育成についての今後の課題を検討することである。2005年入学の看護学専\n攻の学生を対象に,80項目の看護基本技術についてその経験度を学生本人が実習終了後に評価\nし,新カリキュラム導入前の2004年入学の学生(以下旧カリ群)との比較を行った。旧カリ群\nとの比較では,急性期実習では,80項目中13項目に経験度に有意差があり,そのうち新カリ群\nの方が有意に高かった項目は〈検体の採取と扱い方(採血・血糖検査)〉,〈経皮的非侵襲的検\n査時の援助(心電図モニターなど)〉,〈医療廃棄物管理〉の3項目,また慢性期実習では,80\n項目中8項目に有意差があり,そのうち新カリ群の方が有意に高かった項目は〈包帯法〉,〈検\n体の採取と扱い方(採血・血糖検査)〉の2項目のみで,新カリ群の経験度が旧カリ群よりも\n有意に低かった。以上より,旧カリ群のほうが成人看護学実習において多くの経験をしている\nことが明らかになった。この背景には新カリキュラムによる実習期間の変更が影響したことも\n考えられ,成人看護学実習における看護技術習得分野の見直しの検討や実習指導体制の強化な\nどが指摘された。 続きを見る
16.

論文

論文
細川, 舞 ; 平井, 和恵 ; 皆川, 理穂 ; 高階, 淳子 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.63-70,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】がん治療として,化学療法を受けている患者と放射線療法を受けている患者の\n倦怠感を比較し,治療による特徴を明らかにすることを 目的とした。【対象と方法】A大学病\n院・B病院に入院・外来通院中の化学療法を受けている患者と放射線治療を受けている患者を\n対象とした。対象者にCancer Fatigue Scale(CFS)を使用し自己記述式質問票調査を実施し\nた。同時に一般的背景と,倦怠感に影響を与えていると考えられている症状をあわせて17項目\nを調査した。【結果】対象者は化学療法患者148名,放射線療法患者87名であった。CFS 総合\n得点は,化学療法患者は平均23.4点(SD9.0),放射線療法患者は平均21.2点(SD9.1)であり\n有意差はなかった。CFS 下位尺度得点においても治療間での有意差はみられなかった。それ\nぞれの調査項目間での有意差があった項目はPS,疼痛,発熱,不眠,孤独感,呼吸困難,が\nんの部位の7項目であった。しかし治療間での交互作用があったものは発熱のみであった。\n【考察】本研究の結果より,放射線療法を受ける患者は発熱により倦怠感が増強することが明\nらかにされた。これは,放射線療法は局所治療であり治療部位により倦怠感出現に差があるも\nのの,発熱症状により倦怠感が増強したと考える。化学療法患者では発熱の有無にかかわらず\n倦怠感は強い。しかし,両治療群ともにCFS 総合得点はカットオフポイントである19点以上\nを呈しており,今後は強い倦怠感を有する群での治療別による倦怠感の特徴を明らかにするこ\nとが必要である。 続きを見る
17.

論文

論文
二渡, 玉江 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.412-413,  2008-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
18.

論文

論文
神田, 清子 ; 武居, 明美 ; 狩野, 太郎 ; 石田, 和子 ; 平井, 和恵 ; 二渡, 玉江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.197-207,  2008-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】外来で化学療法を受ける療養者が急増し, 症状マネジメントが療養の場である在宅に移行してい\nる. 看護者には対象者の能力を引き出し, 症状マネジメン ト力を高める支援が求められている. 本研究の目的\nは, がん化学療法を受けている療養者のセルフマネジメントに関連する2002年から2006年までの原著論文\nを分析し, 研究課題を明確にすることである. 【方法】「医学中央雑誌」を使用し,“化学療法”“通院治療”\n“セルフマネジメント”をキーワードに検索を行い, 研究デザイン, 方法, 内容の分析を行った. 【結果】\n該当文献は35論文であり, 研究デザインは因子探索研究, 種類は質的研究が約60%を占めていた. 研究内容\nは, 化学療法の副作用が療養者の身体, 心理・精神, 社会に与える影響とその対処の現象を明らかにした研究\nが45.7%であり, 次いで, セルフマネジメントを促進する介入効果の研究25.7%であった. 家族を対象とした\n研究やエビデンスレベルの高い研究は少ない状況であった. 【結語】心理・教育的介入, 家族およびソー\nシャルサポートを焦点としたエビデンスレベルの高い研究が必要であることが示唆された. 続きを見る
19.

論文

論文
武居, 明美 ; 佐名木, 宏美 ; 辻村, 弘美 ; 堀越, 政孝 ; 反町, 真由 ; 岡, 美智代 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.19-30,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />[目的]外来化学療法センター実習の記録から,がん化学療法が患者に及ぼす影響に関\nする学生の学びを明らかにする[方法]看護学生60名 が記録した外来化学療法センター実習の\n記録から明らかになった240の学びについて内容分析を行った。[結果]化学療法が患者の生活\nに及ぼす影響の学びは6つのサブカテゴリーに分類され,【化学療法が心理・精神,生理,社\n会生活に負の影響を与えていることの理解】【生活を再調整する必要性の理解】【治療や疾患に\n対して不安を抱くことの理解】の3カテゴリーが形成された。患者が自ら行っている対応方法\nの学びは9サブカテゴリーに分類され,【副作用や治療で生じた負の影響に対する対応の理解】\n【ストレスマネジメントや生活リズムの獲得と適応の理解】【治療生活と自己コントロール感の\n獲得の理解】の3カテゴリーが形成された。[結語]成人看護学実習Ⅰの行動目標と比較した\nところ,目標に沿った学びが得られていた。【生活を再調整する必要性の理解】についての記\n録単位数が少なく,今後は事前学習で学生の生活の再調整への意識を高め,より有意義な実習\nとしていく必要性が示唆された。 続きを見る
20.

論文

論文
佐名木, 宏美 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 田村, 良子 ; 塚越, 聖子 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江 ; 岡, 美智代
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.31-39,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】本研究は,成人看護学実習Ⅰの中で取り組んだ外来継続看護実習,特に人工腎\n臓センターにおける透析看護や透析患者の生活に対する 学生の学びや気づきを明らかにするこ\nとである。【方法】看護系大学3~4年次に在学する学生の人工腎臓センターにおける実習記\n録の中から,気づきと学びを抽出し内容分析を行った。【結果】学生の学びや気づきは17サブ\nカテゴリに分類され,意味内容の類似性により,「その人らしい生活や人生を送ることの重要\n性に対する学び」「食事・水分などの自己管理に対する学び」「患者を支える社会システムや家\n族の重要性に対する学び」「透析治療に伴う苦痛に関する学び」「患者の生活に合わせたセルフ\nケア能力向上への援助に対する学び」「家族看護の重要性に対する学び」「苦痛や不安を抱えた\n患者が前向きに生活するための精神的サポートに対する学び」の,7つのカテゴリに統合され\nた。その中でも,「食事・水分などの自己管理に対する学び」のカテゴリは,全記録単位数の\n28.9%であり,全てのカテゴリの中で最も多かった。【結語】人工腎臓センターにおける学生\nの学びと気づきから明らかとなったことは,学生は厳しい制限の中でも,自分らしく生活する\nことの素晴らしさと困難さについて理解していた。 続きを見る
21.

論文

論文
堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 武居, 明美 ; 佐名木, 宏美 ; 松井, 佐知子 ; 鈴木, 伸代 ; 岡, 美智代 ; 神田, 清子 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.41-49,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,ストーマケア外来実習記録に記載されている学生の学びに関する文章\nを抽出し,その学びの内容を明らかにすることである。 看護学専攻の大学生59名を対象とし,\n内容分析の手法を用い,実習後記録の「実習を通して学んだ点」の項目に書かれてある内容を\n中心に学生の学びを抽出,分析した。その結果,総数561記録単位,27サブカテゴリが得られ\nた。これらは【ストーマケア外来の役割と提供されるケア】【ストーマケアを行う看護師に求\nめられる能力】【継続看護の重要性】【患者のストーマに対する思いや対応】【ストーマの状態\nや問題】【ソーシャルサポートの必要性】の6カテゴリに分類された。学生は,対象者である\n患者のストーマを観察することでその状態や問題点を把握し,さらに患者の抱える不安,戸惑\nいなどの思いやストーマに対する患者なりの工夫などを学んでいた。また,実習指導を担当し\nている皮膚・排泄ケア認定看護師の患者との関わりの場面から,高度な専門性を備えた看護師\nの役割やケア,継続看護の意義やその必要性,さらには患者を取り巻く家族などの協力が必要\nなことを学んでいた。 続きを見る
22.

論文

論文
武居, 明美 ; 伊藤, 民代 ; 狩野, 太郎 ; 小野関, 仁子 ; 前田, 三枝子 ; 堤, 荘一 ; 浅尾, 高行 ; 桑野, 博行 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  55  pp.133-139,  2005-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景と目的】外来化学療法を施行しているがん患者の不安を把握する目的で調査を行なった. 【対象と方法】A病院外来点滴センターに通院中で同意の得られた男性33 名女性48名, 平均年齢58.6±10.0歳の81名を対象とし, STAI質問紙を用いて調査した. 【結果】不安得点は男性より女性が高く, 非乳がん患者より乳がん患者が, 60歳以上より60歳未満が有意に高かった. また診断からの年数では, 1年未満より1年以上が, PSが良い者より悪い者が高かった. 【結論】外来で化学療法を受けているがん患者は正常成人と比較し, 状態不安得点が高かった. 不安得点が高くなる要因として, 5つの項目が明らかになった. 今後は不安内容を特定すること, 不安得点が高くなる要因がある患者への優先的な援助, 実践的援助法をシステム化してスムーズに対応していくことが課題である. 続きを見る
23.

論文

論文
伊藤, 民子 ; 武居, 明美 ; 狩野, 太郎 ; 石田, 順子 ; 前田, 三枝子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  25  pp.69-76,  2005-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は外来点滴センターで化学療法を受けているSTAI状態不安得点が高いがん患者の不安内容を把握し,効果的な看護支援を検討する ことである。対象はA病院外来点滴センターにて,化学療法を受けている患者で,そのうち状態不安が高得点だった患者44名に対して半構成的面接を行った。患者ごとに面接内容を記録し不安内容について質的帰納法を参考に分析した。1文章を1コードに整理し,意味内容の類似性によりサブカテゴリー,カテゴリーに分類した。その結果,【症状に対してのコントロール不足】【日常生活の負担感】【再発・悪化へ 続きを見る