1.

論文

論文
Yoshida, Kumiko ; Kanda, Kiyoko ; Fujimoto, Keiko ; Kikuchi, Saori ; Shimizu, Hiroko ; Kyota, Ayumi ; 吉田, 久美子 ; 神田, 清子 ; 藤本, 桂子 ; 菊地, 沙織 ; 清水, 裕子 ; 京田, 亜由美
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.241-253,  2018-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【目 的】外来化学療法中あるいは放射線療法中のサバイバーの,社会役割と治療の調和に向けた看護プロセスを網羅したアルゴリズムの原案を開発することである.【方 法】1. アルゴリズム初回原案の基盤の構築 ,2. 初回原案の作成として第 1 段階:社会役割の支援に必要な記載項目の検討,第 2 段階:PFC 形式での作成などを経て,初回原案の評価の調査と修正を行った.【結 果】サバイバーの状態をアセスメントし社会役割の継続に向けた具体的支援を含め,1)初回治療前/初回治療当日のアルゴリズム,2)診察日のアルゴリズム,3)治療変更時のアルゴリズム,4)症状悪化時のアルゴリズムの原案を開発した.【結 語】サバイバーの社会役割と治療の調和に向けた看護アルゴリズム原案は,サバイバーを総合的にアセスメントし具体的な対応を行い,他職種との連携により迅速に支援できる内容が含まれた. 続きを見る
2.

論文

論文
Kawata, Tomomi ; Fujimoto, Keiko ; Kowada, Miyuki ; Kanda, Kiyoko ; 川田, 智美 ; 藤本, 桂子 ; 小和田, 美由紀 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.175-184,  2012-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【背景・目的】本研究は, 患者および家族の“不確かさ”に関連する研究を分析し,患者や家族が病気に伴っ\nて経験する“不確かさ”とはどのような内容であるのか,その表現を明確にし,言語化する.そして,不 確かさ\nをいかにマネジメントしていくかという適応上の課題に対して看護の示唆を得ることを目的とする. 【対象\nと方法】2001年から2011年7月までの原著論文を対象とした.医学中央雑誌を使用し,“不確かさ”and “看\n護”をキーワードに検索を行ない, 患者および家族を対象とし, テーマ内容に沿った35論文について内容分\n析を行った. 【結果】“不確かさ”に関する研究内容は,《身体感覚に確信が得られないことにより生じる\n不確かさ》《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》《将来の見通しが立たないこと\nに関する不確かさ》《病状や治療効果を予測できないことに対する不確かさ》《迫りくる死への不安から生き\nる意味が見いだせず感じる不確かさ》の5カテゴリから形成された. 最も大きなウエイトを占めたカテゴリ\nは, 《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》であった. 【結語】患者および家\n族が不確かさを受け入れ, 適応に向けて生活していけるよう, 適切な情報提供と不確かさを傾聴することが\n重要な課題であると示唆された. 続きを見る
3.

論文

論文
加藤, 咲子 ; 京田, 亜由美 ; 中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.19-28,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />終末期がん患者における呼吸困難の発生頻度は非常に高いと言われているが,科学的根\n拠に基づいた看護介入が確立していないことが現状であ る。本研究の目的は,呼吸困難を抱え\nるがん患者への看護支援に関する2004年から2008年までの5年間に掲載された原著論文を分析\nし,研究の動向と課題を明らかにすることである。「医学中央雑誌」を用いて「呼吸困難」「が\nん」「看護」をキーワードに検索を行い,研究デザイン,方法,内容の分析を行った。その結\n果,対象論文は23件であり,研究デザインは因子探索研究が60.9%,種類は質的研究が61.0%\nを占めていた。研究内容は,《呼吸困難緩和のための看護支援の検討》《呼吸困難を抱える患\n者の在宅療養に対する看護支援の検討》《がん患者の抱える症状と呼吸困難との関連性の検\n討》の3つのカテゴリが形成された。総じてがん患者の呼吸困難に関する看護研究の論文数は\n少なく,特に呼吸困難を緩和する看護介入の有効性を検証する研究が少ない状況であった。今\n後は,呼吸困難を緩和する看護介入方法を確立するためのエビデンスレベルの高い研究や,患\n者の主観的な呼吸困難感を把握できる評価尺度開発のための研究の必要性が示唆された。 続きを見る
4.

論文

論文
京田, 亜由美 ; 加藤, 咲子 ; 中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.49-58,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,死を意識する病を抱える患者の死生観に関連する論文を分析し,研究\nの動向と今後の研究課題を明らかにすることである。1 999年から2009年までの10年間に発表さ\nれた原著論文を対象とし,医学中央雑誌を使用し,“死生観”and“患者”と,“病気体験”を\nキーワードに検索を行った。病を抱える患者を対象とし内容的にテーマに沿ったものを選択,\n研究デザイン,方法,内容等の分析を行った。その結果,対象論文は48論文であり,研究デザ\nインは因子探索研究,研究方法は質的研究が約90%であった。データ収集方法では,面接法が\n40.7%と最も多く,対象疾患は,がんが最も多く64.8%,病期は終末期が半数を占めた。患者\nの死生観への接近方法に関するカテゴリは≪内的世界を見つめることで見えてくる死生観≫が\n半数以上を占め,≪トータルペインを把握することで見える死生観≫≪外的世界に表出された\n生き方を見つめることで見える死生観≫が続いた。患者の死生観に焦点を当てた研究は少数で\nあった。今後,患者の死生観に焦点を当てた質的・量的研究が必要であることが示唆された。 続きを見る
5.

論文

論文
青木, 君恵 ; 田邉, 美佐子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.39-49,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,1998年1月から2008年6月までに掲載された病を抱える患者の生き\n方・生きる意味に関する論文を分析し,看護研究 の動向と課題を明らかにすることである。医\n学中央雑誌を用いて「生き方」「生きる意味」「人生観」と患者,看護をキーワードに検索を行い,\n研究デザイン,方法,内容の分析を行った。その結果,対象論文は60件であり,研究デザイン\nは因子探索研究が83.3%,種類は質的研究が93.3%を占めていた。研究内容は,《1.病や治\n療体験を通した生き方》《2.病や治療を通して患者が体験し,生き方を模索するプロセス》\n《3.患者の生き方と看護の効果・示唆》《4.病と生き方の関連性》の4つのカテゴリが形\n成された。病を抱える患者は,過去と現在の自分を振り返る中で,自己と対峙し自己成長しな\nがら未来に向かって生きていることが明らかにされた。生き方の意味づけを促進するためには\n患者の体験に寄り添った傾聴をはじめとする看護支援が重要であることが示唆された。 続きを見る