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骨髄移植ドナーとなるための意思決定に関する研究
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 石田, 順子 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 群馬大学医学部保健学科, 2006-03
- 著者名:
- 掲載情報:
- 群馬保健学紀要
- ISSN:
- 1343-4179
- 巻:
- 26
- 開始ページ:
- 43
- 終了ページ:
- 50
- バージョン:
- VoR
- 概要:
- application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />研究目的は,骨髄移植のドナーとなる意思決定要因を明らかにし,ドナーの意思決定を支える看護援助を検討することである。対象は,骨髄を提供するドナー5名であり,半構成的面接法により,1回につき30分~1時間の面接を行った。面接は,骨髄を提供すると決意した過程について逐語録に起こし分析した。その結果,≪ドナーになることの決定要因≫,≪ドナーになることの不 … 安要因≫の2カテゴリーが抽出できた。≪ドナーになることの決定要因≫は,<助けられるのは自分だけ><生きていてほしい><患者を気遣う><身内だから助けたい><ドナーとしての責任感>の5サブカテゴリーからなり,≪ドナーになることの不安要因≫は,<骨髄採取への不安><麻酔・処置への不安><自分が役に立つか不安><子どもに対する思い>の4サブカテゴリーからなった。骨髄移植のドナーになる意思決定はこの2カテゴリーのバランスで決まり,迷わずに決定することが明らかになった。以上のことから,ドナーになることを決意する過程においては,生きていてほしい思いやどうにか助けたい思いと共に,迷いや様々な不安が存在することが明らかになった。その中で看護師はドナーの気持ちを理解し,どちらを選択するのもドナーの自由であり,骨髄を提供することだけが援助ではないこと,他に提供できる援助を患者に提供することも重要であることを伝え,ドナーが後悔の無いよう援助することが大切であることが示唆された。 続きを見る
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