1.

論文

論文
砂賀, 道子 ; 二渡, 玉江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.377-386,  2008-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】二期的乳房再建を決意した乳がん体験者の, がん罹患から現在までの自己概念の変化のプロセス\nと再建の意味づけを明らかにする. 【対象と方法】乳房切除 術後再建を行ったA 氏と, 温存術を施行し2ヵ\n月後に再建術を決定したB氏を対象とし, ライフストーリー研究を参考に質的記述的に分析した. 【結果】\n自己概念の変化の類似性から抽出されたテーマは, 「1. 乳がんであることを人には言えない」「2. 乳房喪失・\n変形へのコンプレックスと生命の優先との間で揺れ動く」「3.乳房再建への期待」「4.乳房再建によって取り\n戻した自分らしい生き方・自信の回復」であった. 【結語】乳房再建術はボディイメージを高め, 女性と\nしての新しい価値観を獲得していくための手段として有用である. 自己概念の変化のプロセスに沿って体験\n者の価値観の揺らぎや様々な思いを表出させ, その人に合った情報提供を行い, 自己価値観を高めていくこ\nとの重要性が示唆された. 続きを見る
2.

論文

論文
二渡, 玉江 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.412-413,  2008-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
3.

論文

論文
神田, 清子 ; 武居, 明美 ; 狩野, 太郎 ; 石田, 和子 ; 平井, 和恵 ; 二渡, 玉江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.197-207,  2008-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】外来で化学療法を受ける療養者が急増し, 症状マネジメントが療養の場である在宅に移行してい\nる. 看護者には対象者の能力を引き出し, 症状マネジメン ト力を高める支援が求められている. 本研究の目的\nは, がん化学療法を受けている療養者のセルフマネジメントに関連する2002年から2006年までの原著論文\nを分析し, 研究課題を明確にすることである. 【方法】「医学中央雑誌」を使用し,“化学療法”“通院治療”\n“セルフマネジメント”をキーワードに検索を行い, 研究デザイン, 方法, 内容の分析を行った. 【結果】\n該当文献は35論文であり, 研究デザインは因子探索研究, 種類は質的研究が約60%を占めていた. 研究内容\nは, 化学療法の副作用が療養者の身体, 心理・精神, 社会に与える影響とその対処の現象を明らかにした研究\nが45.7%であり, 次いで, セルフマネジメントを促進する介入効果の研究25.7%であった. 家族を対象とした\n研究やエビデンスレベルの高い研究は少ない状況であった. 【結語】心理・教育的介入, 家族およびソー\nシャルサポートを焦点としたエビデンスレベルの高い研究が必要であることが示唆された. 続きを見る
4.

論文

論文
角田, 明美 ; 石田, 和子 ; 狩野, 太郎 ; 茂木, 寿江 ; 石田, 順子 ; 吉田, 久美子 ; 瀬山, 留加 ; 赤石, 三佐代 ; 田辺, 美佐子 ; 細川, 舞 ; 伊藤, 民代 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.27-33,  2008-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】看護師のジレンマを明確にし, 看護師の役割の示唆を得ることを目的とした. 【方法】看護師\nが倫理的・道徳的ジレンマを感じた一事例の患者が亡くなるま での7日間を, MORAL モデル(Patricia Crisham.\n1992)1の問題解決ツールを用いて分析を行った. 【結果】患者に真実を告げることは残酷なことで\nはないか, 患者が積極的な治療を選択した場合, 患者の苦痛が増強するのではないか, というジレンマが明確\nになった. 真実を伝えた上で積極的な治療を選択した場合, S氏の身体状況が治療に耐えられないことや苦痛\nが増強することが考えられた. 【結語】数日単位の真実の告知では, むしろ患者にとっては安寧を損ねる\nこともあり, よって患者を見守ることも看護師の役割であることが示唆された. 続きを見る
5.

論文

論文
武居, 明美 ; 佐名木, 宏美 ; 辻村, 弘美 ; 堀越, 政孝 ; 反町, 真由 ; 岡, 美智代 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.19-30,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />[目的]外来化学療法センター実習の記録から,がん化学療法が患者に及ぼす影響に関\nする学生の学びを明らかにする[方法]看護学生60名 が記録した外来化学療法センター実習の\n記録から明らかになった240の学びについて内容分析を行った。[結果]化学療法が患者の生活\nに及ぼす影響の学びは6つのサブカテゴリーに分類され,【化学療法が心理・精神,生理,社\n会生活に負の影響を与えていることの理解】【生活を再調整する必要性の理解】【治療や疾患に\n対して不安を抱くことの理解】の3カテゴリーが形成された。患者が自ら行っている対応方法\nの学びは9サブカテゴリーに分類され,【副作用や治療で生じた負の影響に対する対応の理解】\n【ストレスマネジメントや生活リズムの獲得と適応の理解】【治療生活と自己コントロール感の\n獲得の理解】の3カテゴリーが形成された。[結語]成人看護学実習Ⅰの行動目標と比較した\nところ,目標に沿った学びが得られていた。【生活を再調整する必要性の理解】についての記\n録単位数が少なく,今後は事前学習で学生の生活の再調整への意識を高め,より有意義な実習\nとしていく必要性が示唆された。 続きを見る
6.

論文

論文
佐名木, 宏美 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 田村, 良子 ; 塚越, 聖子 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江 ; 岡, 美智代
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.31-39,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】本研究は,成人看護学実習Ⅰの中で取り組んだ外来継続看護実習,特に人工腎\n臓センターにおける透析看護や透析患者の生活に対する 学生の学びや気づきを明らかにするこ\nとである。【方法】看護系大学3~4年次に在学する学生の人工腎臓センターにおける実習記\n録の中から,気づきと学びを抽出し内容分析を行った。【結果】学生の学びや気づきは17サブ\nカテゴリに分類され,意味内容の類似性により,「その人らしい生活や人生を送ることの重要\n性に対する学び」「食事・水分などの自己管理に対する学び」「患者を支える社会システムや家\n族の重要性に対する学び」「透析治療に伴う苦痛に関する学び」「患者の生活に合わせたセルフ\nケア能力向上への援助に対する学び」「家族看護の重要性に対する学び」「苦痛や不安を抱えた\n患者が前向きに生活するための精神的サポートに対する学び」の,7つのカテゴリに統合され\nた。その中でも,「食事・水分などの自己管理に対する学び」のカテゴリは,全記録単位数の\n28.9%であり,全てのカテゴリの中で最も多かった。【結語】人工腎臓センターにおける学生\nの学びと気づきから明らかとなったことは,学生は厳しい制限の中でも,自分らしく生活する\nことの素晴らしさと困難さについて理解していた。 続きを見る
7.

論文

論文
堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 武居, 明美 ; 佐名木, 宏美 ; 松井, 佐知子 ; 鈴木, 伸代 ; 岡, 美智代 ; 神田, 清子 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.41-49,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,ストーマケア外来実習記録に記載されている学生の学びに関する文章\nを抽出し,その学びの内容を明らかにすることである。 看護学専攻の大学生59名を対象とし,\n内容分析の手法を用い,実習後記録の「実習を通して学んだ点」の項目に書かれてある内容を\n中心に学生の学びを抽出,分析した。その結果,総数561記録単位,27サブカテゴリが得られ\nた。これらは【ストーマケア外来の役割と提供されるケア】【ストーマケアを行う看護師に求\nめられる能力】【継続看護の重要性】【患者のストーマに対する思いや対応】【ストーマの状態\nや問題】【ソーシャルサポートの必要性】の6カテゴリに分類された。学生は,対象者である\n患者のストーマを観察することでその状態や問題点を把握し,さらに患者の抱える不安,戸惑\nいなどの思いやストーマに対する患者なりの工夫などを学んでいた。また,実習指導を担当し\nている皮膚・排泄ケア認定看護師の患者との関わりの場面から,高度な専門性を備えた看護師\nの役割やケア,継続看護の意義やその必要性,さらには患者を取り巻く家族などの協力が必要\nなことを学んでいた。 続きを見る
8.

論文

論文
砂賀, 道子 ; 二渡, 玉江
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.61-70,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,1997年1月から2007年3月までに掲載されたがん体験者の適応に関す\nる論文から看護研究の動向と課題を明らかにす ることである。医学中央雑誌を用いて,「適応」\n「がん体験」「生きる(意味)」「がんリハビリテーション」「自己概念」とがん患者,看護をキ\nーワードとして検索した190件の原著論文を研究対象とした。研究論文数,方法などについて\nは記述統計値を算出し,研究内容については内容分析を行った。その結果,適応に関する研究\nは2001年を境に飛躍的に増加した。研究デザインでは因子探索研究が76.3%を占め,研究の対\n象時期は,サバイバーシップにおける一連の治療が終了するまでの急性期の時期が最も多かっ\nた。研究内容は【1.がんの進行や治療がもたらす苦痛や困難への対処】【2.困難に立ち向\nかうための意志力の獲得と自己変容のプロセス】【3.がんとともに生きる体験とその意味づ\nけ】【4.心理・社会的適応へのサポート】【5.看護介入のためのツール開発とその効果】\n【6.終末期がん患者と家族のスピリチュアリティと死の受容・悲嘆のプロセス】の6カテゴ\nリに分類された。今後の課題として,長期的な適応の視座でがんとともに生きるがん体験者を\n理解し,サバイバーシップのプロセスを支援する看護介入方法やサポートシステムの確立に向\nけた研究が重要であることが示唆された。 続きを見る