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女性生殖器がん患者の家族内役割への思いとそれに対する看護援助
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 越塚, 君江 ; 藤野, 文代 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 群馬大学医学部保健学科, 2006-03
- 著者名:
- 掲載情報:
- 群馬保健学紀要
- ISSN:
- 1343-4179
- 巻:
- 26
- 開始ページ:
- 51
- 終了ページ:
- 59
- バージョン:
- VoR
- 概要:
- application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />研究目的は女性生殖器がん患者の家族内役割遂行に対する思いを明らかにし,患者に対する看護援助について検討することである。対象は女性生殖器がんに罹患し,40-60歳代で家庭を持っており,手術を受けた患者11名。半構成的面接にてデータを収集し,質的帰納的に分析を行った。女性生殖器がん患者の家族内役割遂行に対する思いは,『家族内役割の調整を遂行し,心配な … い』『家族が協力し,自分の家事役割を分担してくれるため心配ない』『自分の役割が移譲できず葛藤する』『家族の中での役割を再認識し生きている意味を知る』が抽出された。患者は,入院前に家族が困らないように家事や介護,自営業において役割調整を行っていた。また,患者はがん罹患,入院を通して家族が協力し,患者の家事役割を分担することで,家族を見直す。家族のあり方を振り返り,家族の大切さを実感したり,子供に対する見方が変化したりする。しかし一方で,家族の健康管理,両親・夫を看取る役割において患者の持つ役割が家族に移譲しきれず葛藤を生じることもあった。この過程の中で,患者は自分の役割を再認識し,生きる意味を見出していた。看護者が,患者の罹患をきっかけとした家族関係と心情の変化を理解し,治療の意欲につながるよう,家族内役割調整が進むようチーム体制で援助する必要性が示唆された。 続きを見る
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