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1.
Article |
大塚, 恵美子 ; 内方, 薫 ; 大西, 肇 ; 浜名, 康栄
Abstract:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />真菌類のカビやコウボは系統分類上は子嚢菌門,担子菌門,接合菌門,ツボカビ門のいずれかに属している。カビ(39種)とコウボ(42種)の
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,液体培養による黄体や菌糸から酸抽出して得たポリアミン画分を高性能液体クロマトグラフイー(HPLC)分析した。プトレスシンとスペルミジンは全種について検出された。スペルミンは子嚢菌門のカビとコウボで認められ,担子菌門のコウボや接合菌門のカビでは認められなかった。ジアミノプロパンとアグマチンは子嚢菌門のカビとコウボの一部と担子菌門のコウボの一部に検出された。これらのポリアミン構成は真菌類の化学分類マーカーの一つとして有用である。
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2.
Article |
横山, 洋子 ; 浜名, 康栄
Abstract:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />アミノ配糖体(アミノグリコシド)抗生物質の作用機序と細菌のポリアミン合成との関係を研究するために,アミノ配糖体抗生物質を高性能液体ク
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ロマトグラフイー(HPLC)分析で分離・定量することを検討した。ポリアミン分析に用いているクエン酸/塩化ナトリウム溶難液による段階/直線塩濃度勾配溶出法による強酸性陽イオン交換HPLC法が,カナマイシン,ゲンタマイシン,アミカシン,フラジオマイシン,ストレプトマイシン,トブラマイシン,アストロマイシンなどの各種のアミノ配糖体抗生物質相互の分離分析に適用できた。さらに,ジアミノプロパン,プトレスシン,カダベリン,スペルミジン,アセテルスペルミジンなどの各種の細菌のポリアミンとの同時分析も可能であった。
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3.
Article |
横山, 洋子 ; 浜名, 康栄 ; 石川, 治
Abstract:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />ヒドロキシプロリンはコラーゲン構成アミノ酸の約11~14%を占め, コラーゲンにほぼ特異的に存在していることから, コラーゲンの指標
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として, コラーゲンの酸加水分解物中のヒドロキシプロリンの高性能(高速)液体クロマトグラフィー(HPLC)分析を検討した。ヒドロキシプロリンやプロリンは環状イミノ酸であるので, 酸加水分解アミノ酸試料をo-phthalaldehyde(OPA)で標識後, 未反応のヒドロキシプロリンやプロリンを9-fluorenylmethyl chloroformate(FMOC-Cl)で特異的に標識した。OPA/FMOC標識アミノ酸試料を酢酸緩衝液/アセトニトリル溶離液を用いてODS-逆相クロマトカラムで分離し, FMOC標識ヒドロキシプロリンのみを蛍光検出にて定量分析することが可能となった。
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4.
Article |
浜名, 康栄
Abstract:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />真正細菌と古細菌(本稿では両者を合わせて細菌類とする)の培養菌体からポリアミン画分を抽出し,ポリアミン成分の分析を行なうことで,細菌
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類のポリアミン構成が明らかとなる。ポリアミン構成は化学分類マーカーとして細菌類の系統分類に重要である。培養菌体からの過塩素酸によるポリアミン画分の抽出方法を検討し,高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)法によるポリアミン分析法を開発した。日立L6000高速液体クロマトグラフ装置を用い,強酸性陽イオン交換樹脂力ラムによるイオン交換法で,カラム温度70℃で,NaCl直線濃度勾配/クエン酸緩衝液の溶離液による溶出を検討した。また,o-フタルアルデヒドによるポストラベル法による蛍光検出法を採用した。5%過塩素酸抽出画分を直接試料とすることができ,直鎖型のジアミンからヘキサアミンや分岐型四級ペンタアミンの他,アセチル化ポリアミン,水酸化ポリアミン,グアニジノアミン,芳香族アミンなど,細菌類のポリアミン画分に抽出されるアミン類を分離・分析するHPLC条件を確立した。
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5.
Article |
横山, 洋子 ; 浜名, 康栄 ; 石川, 治
Abstract:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />動物結合組織の細胞外マトリックスの主要構成成分であるグリコサミノグリカンは,ウロン酸とアミノ糖からなる二糖構造がくり返された直鎖状の
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多糖である。グリコサミノグリカンのコンドロイチナーゼ分解により,ウロン酸部分の骨格炭素間に二重結合を有する不飽和二糖が生成される。不飽和二糖を1-phenyl-3-methyl-5-pyrazoloneで標織した後,リン酸緩衝液/アセトニトリル溶離液による濃度勾配溶出法にてODS-逆相クロマトカラムで分離し,UV検出にて定量するHPLC分析法を報告する。
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6.
Article |
細谷, 隆一 ; 浜名, 康栄 ; 阿部, 修三
Abstract:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />D型およびL型アミノ酸を蛍光キラル誘導化試薬FLEC((+)1-(9-fluorenyl)ethylchloroformate)と反
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応させ, その誘導体をODS-逆相クロマトカラムで分離し, 酢酸緩衝液/アセトニトリル/テトラヒドロフランの3種類の溶離液による直線濃度勾配で溶出させた。50℃でのアミノ酸のFLEC誘導化反応システムと43℃での高速液体クロマトグラフによる高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)-蛍光検出法を自動化した。D型アミノ酸とL型アミノ酸の一斉分析を連続して行うことが可能となった。
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