1.

論文

論文
Ishihara, Chiaki ; Ishida, Kazuo ; Hosokawa, Mai ; Kyoya, Ayumi ; Mochizuki, Ruka ; Fujimoto, Keiko ; Kanda, Kiyoko ; 石原, 千晶 ; 石田, 和子 ; 細川, 舞 ; 京田, 亜由美 ; 望月, 留加 ; 藤本, 桂子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  71  pp.177-186,  2021-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
2.

論文

論文
Kondo, Horoko ; Tsujimura, Hiromi ; Ushikubo, Mitsuko ; Yoshida, Tohru ; Sakou, Keiko ; Tokiwa, Yoko ; Kanda, Kiyoko ; 近藤, 浩子 ; 辻村, 弘美 ; 牛久保, 美津子 ; 吉田, 亨 ; 佐光, 恵子 ; 常盤, 洋子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  71  pp.131-141,  2021-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
3.

論文

論文
菊地, 沙織 ; 京田, 亜由美 ; 藤本, 桂子 ; 吉田, 久美子 ; 清水, 裕子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  71  pp.79-80,  2021-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />北関東医学会The KITAKANTO Medical Journal優秀論文賞
4.

論文

論文
Kikuchi, Saori ; Kyota, Ayumi ; Fujimoto, Keiko ; Yoshida, Kumiko ; Shimizu, Hiroko ; Kanda, Kiyoko ; 菊地, 沙織 ; 京田, 亜由美 ; 藤本, 桂子 ; 吉田, 久美子 ; 清水, 裕子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  69  pp.111-119,  2019-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />目的:本研究の目的は,研究者らが開発した「がんサバイバーの社会役割と治療の調和を促進する看護アルゴリズム」使用による外来看護への効果を明らかにすることである. 方 法:A県内のがん診療に携わる外来看 護師に,アルゴリズムを使用した看護支援を実施してもらった.その後,所属毎にグループインタビューを実施し,質的帰納的に分析した. 結 果:対象者は28名で看護師経験が10年以上ある者が7割を占めた.外来看護への効果は49コードから10サブカテゴリーに集約され,「社会で生活するサバイバーを統合的にみることが可能になる」,「多職種をつなぎ支援の方向性を共有化できる」「外来看護師としての自己効力感が高まる」のカテゴリーが形成された. 考 察:外来看護師がアルゴリズムを使用したことでサバイバーの社会的背景を明確化でき,個別的な支援を可能にした.それによりサバイバーとの信頼関係強化の一助となり,看護師の自己効力感を高めることにもつながった. 続きを見る
5.

論文

論文
Kondo, Hiroko ; Yoshida, Toru ; Tsujimura, Hiromi ; Sakou, Keiko ; Tokiwa, Yoko ; Hakozaki, Yumi ; Kubo, Hitomi ; Kanda, Kiyoko ; 近藤, 浩子 ; 吉田, 亨 ; 辻村, 弘美 ; 佐光, 恵子 ; 常盤, 洋子 ; 箱崎, 友美 ; 久保, 仁美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  69  pp.17-26,  2019-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />目 的:本研究の目的は,群馬県内病院看護職の在宅を見据えた看護活動の実態および 4 年間の縦断的変化を明らかにすることであった.方 法:県内 11 病院の看護職を対象に質問票調査を 2 回実施した. 結 果:回答は,2014 年が 2,136件(回収率 73.3%),2018 年が 2,399 件(回収率 77.8%)であった.在宅を見据えた看護活動のうち,『在宅生活の情報把握』と「患者への説明をサマリーに記載すること」は実践度が高く,一方,『社会資源の活用』と「住宅地域や自宅構造の把握」,および「継続できる薬剤使用の相談」は実践度が低かった.また看護活動実践度の高さは,年齢の高さ,経験年数の長さ,看護管理職の職位,在宅看護研修の受講と関連していた.結 論:2 回の調査間で看護活動実践度が有意に上昇したのは,スタッフの職位と 2014 年に実践度の低かった施設であった.今後は,経験や役割等に応じた看護活動実践度を示せるよう,さらに解析を進めたい. 続きを見る
6.

論文

論文
神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  69  pp.51-53,  2019-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
7.

論文

論文
Yoshida, Kumiko ; Kanda, Kiyoko ; Fujimoto, Keiko ; Kikuchi, Saori ; Shimizu, Hiroko ; Kyota, Ayumi ; 吉田, 久美子 ; 神田, 清子 ; 藤本, 桂子 ; 菊地, 沙織 ; 清水, 裕子 ; 京田, 亜由美
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.241-253,  2018-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【目 的】外来化学療法中あるいは放射線療法中のサバイバーの,社会役割と治療の調和に向けた看護プロセスを網羅したアルゴリズムの原案を開発することである.【方 法】1. アルゴリズム初回原案の基盤の構築 ,2. 初回原案の作成として第 1 段階:社会役割の支援に必要な記載項目の検討,第 2 段階:PFC 形式での作成などを経て,初回原案の評価の調査と修正を行った.【結 果】サバイバーの状態をアセスメントし社会役割の継続に向けた具体的支援を含め,1)初回治療前/初回治療当日のアルゴリズム,2)診察日のアルゴリズム,3)治療変更時のアルゴリズム,4)症状悪化時のアルゴリズムの原案を開発した.【結 語】サバイバーの社会役割と治療の調和に向けた看護アルゴリズム原案は,サバイバーを総合的にアセスメントし具体的な対応を行い,他職種との連携により迅速に支援できる内容が含まれた. 続きを見る
8.

論文

論文
小林, 智美 ; 京田, 亜由美 ; 真下, 孝江 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.186-186,  2018-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
9.

論文

論文
牧内, 美和 ; 角田, 明美 ; 中嶌, 広美 ; 京田, 亜由美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.186-186,  2018-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
10.

論文

論文
高田, 幸子 ; 塚越, 聖子 ; 今井, 裕子 ; 常盤, 洋子 ; 中村, 美香 ; 金井, 好子 ; 大谷, 忠広 ; 冨田, 千恵子 ; 貞形, 衣恵 ; 瀬沼, 麻衣子 ; 坂口, 千恵美 ; 深澤, 友子 ; 塚越, 徳子 ; 箱崎, 友美 ; 冨丘, 洋子 ; 佐藤, 綾子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.198-198,  2018-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
11.

論文

論文
Horikoshi, Masataka ; Ushikubo, Mitsuko ; Kanda, Kiyoko ; Tsujimura, Hiromi ; Kamiyama, Manami ; Kanaizumi, Shiomi ; Kunikiyo, Kyoko ; Matsui, Rie ; Shinozaki, Hiromitsu ; 堀越, 政孝 ; 牛久保, 美津子 ; 神田, 清子 ; 辻村, 弘美 ; 上山, 真美 ; 金泉, 志保美 ; 國清, 恭子 ; 松井, 理恵 ; 篠崎, 博光
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  68  pp.59-65,  2018-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />目 的:A 大学看護学生の地域での暮らしを見据えた看護に関する自己評価を明らかにし,学年間比較をすることで,今後の教育上の課題への示唆を得ることを目的とした.方 法:看護学生1~3 年次237 名を 対象とし,質問票による集合調査を行った.内容は地域での暮らしを見据えた看護の理解および実践の自己評価27 項目で,回答は,できない1 点,あまりできない2 点,少しできる3 点,できる4 点とした.学年ごとに項目の平均値を算出し,一元配置分散分析および多重比較を行った(p<0.05).結 果:有効回答211 部(有効回答率97.2%).理解では,2・3 年次は全項目で3 点台であったが,1 年次では7 項目にとどまった.8 項目で有意差がみられ,1 年次よりも2・3 年次の得点が高かった.実践は,3年次が10 項目において3 点台,1・2 年次は3 点台がなく,すべて2 点台であった.全項目で1 年次よりも3 年次,9 項目で2 年次よりも3 年次の得点が高かった.結 論:教育改革開始から2 年経過した時点で,教育の効果が現れていることが確認された. 続きを見る
12.

論文

論文
清原, 文 ; 北田, 陽子 ; 松井, 佐知子 ; 藤本, 桂子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  67  pp.249-250,  2017-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
13.

論文

論文
生方, 智美 ; 中嶌, 広美 ; 藤本, 桂子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  67  pp.252-253,  2017-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
14.

論文

論文
藤本, 桂子 ; 菊地, 沙織 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  67  pp.253-253,  2017-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
15.

図書

図書
神田清子, 二渡玉江編 ; 飯田苗恵 [ほか] 執筆
出版情報: 東京 : 医学書院, 2017.2
所蔵情報: loading…
16.

論文

論文
角田, 明美 ; 望月, 留加 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  66  pp.201-209,  2016-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【背景・目的】苦悩の中で限られた人生を最期まで自分らしく生ききるためには, 希望を見いだす支援は重要である. 本研究の目的は, 死を認知した再発・進行がん患者が希望を見いだすプロセスを明らかにし, 希望を見いだす看護支援を検討することである. 【対象と方法】16名の再発・進行がん患者を対象として半構造化面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA) を用いて質的帰納的に分析した. 【結果】死を認知した再発・進行がん患者が希望を見いだすプロセスは『気持ちの葛藤から自己と対峙し自らの力を信じる体験』『ごく普通の日常が残された時間の希望と気付く体験』から構成され,『希望を見いだす推進力』がプロセスが全体を支えていた. 【結語】希望を見いだす看護支援は,再発・進行がん患者が気持ちの葛藤を経て自分の力で希望を見いだすことができるため,そのプロセスに寄り添う看護支援が重要であることが示唆された. 続きを見る
17.

論文

論文
Ohtani, Tadahiro ; Ushikubo, Mistuko ; Horikoshi, Masataka ; Kanai, Yoshiko ; Tomita, Chieko ; Sugimoto, Atsuko ; Onoue, Etsuko ; Ogiwara, Kyouko ; Sakou, Keiko ; Kondo, Hiroko ; Tokiwa, Youko ; Kanda, Kiyoko ; 大谷, 忠広 ; 牛久保, 美津子 ; 堀越, 政孝 ; 金井, 好子 ; 冨田, 千恵子 ; 杉本, 厚子 ; 尾上, 悦子 ; 荻原, 京子 ; 佐光, 惠子 ; 近藤, 浩子 ; 常盤, 洋子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  66  pp.129-137,  2016-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
18.

論文

論文
日下田, 那美 ; 菊池, 沙織 ; 今井, 洋子 ; 藤本, 桂子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  66  pp.183-183,  2016-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
19.

論文

論文
小池, 瞬 ; 藤本, 桂子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  66  pp.183-183,  2016-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
20.

論文

論文
今井, 洋子 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 堀江, 淳
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  66  pp.183-184,  2016-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
21.

論文

論文
近藤, 浩子 ; 牛久保, 美津子 ; 吉田, 亨 ; 豊村, 暁 ; 佐光, 恵子 ; 神田, 清子 ; 常盤, 洋子 ; 堀越, 政孝 ; 松崎, 奈々子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  66  pp.31-35,  2016-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
22.

図書

図書
平井和恵, 飯野京子, 神田清子編
出版情報: 東京 : 医学書院, 2016.3
シリーズ名: がん看護実践ガイド = Practical guide series in cancer nursing
所蔵情報: loading…
23.

論文

論文
堀越, 政孝 ; 常盤, 洋子 ; 牛久保, 美津子 ; 近藤, 浩子 ; 松崎, 奈々子 ; 吉田, 亨 ; 豊村, 暁 ; 佐光, 恵子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  65  pp.276-277,  2015-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
24.

論文

論文
大谷, 忠広 ; 牛久保, 美津子 ; 金井, 好子 ; 冨田, 千恵子 ; 杉本, 厚子 ; 尾上, 悦子 ; 荻原, 京子 ; 佐光, 恵子 ; 近藤, 浩子 ; 常盤, 洋子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  65  pp.277-277,  2015-08-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
25.

図書

図書
神田清子, 二渡玉江編著
出版情報: 東京 : メヂカルフレンド社, 2015.10
シリーズ名: 看護実践のための根拠がわかる
所蔵情報: loading…
26.

図書

図書
狩野太郎, 神田清子編集
出版情報: 東京 : 医学書院, 2015.6
シリーズ名: がん看護実践ガイド = Practical guide series in cancer nursing
所蔵情報: loading…
27.

論文

論文
中澤, 健二 ; 神田, 清子 ; 京田, 亜由美 ; 本多, 昌子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  64  pp.313-323,  2014-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【目的】Oxaliplatinによる持続性末梢神経障害が大腸がん患者の社会生活に及ぼす影響を明らかにし, 看護支援を検討することである. 【対象と方法】外来でOxaliplatinの総投与量が850 mg/m????以上の大腸がん患者19 名を対象に半構成的面接法によりデータを収集し, 質的帰納的分析を行った. 【結果】大腸がん患者における持続性末梢神経障害が社会生活に及ぼす影響を表す【社会生活基盤崩壊への恐れ】【他者との関係性を考慮した生活行動の依存と自立】【他者との関係性の中で生じる自己概念の揺らぎ】【しびれをきっかけに深まる親密性】【しびれにより脅かされる自己の存在価値】の5カテゴリとカテゴリ間の関連性が明らかとなった. 【結語】持続性末梢神経障害による社会生活への影響には関連性があり, 心理・スピリチュアルをも含むトータルな影響であると考えられた. 以上より, 患者の抱える持続性末梢神経障害への総合的なアセスメントが重要であることが示唆された.<br />Purpose: The objective of this study was to reveal the impact of oxaliplatin-induced persistent peripheral neuropathy on the social life of colorectal cancer patients and to review their care and available support services. Patients and Methods : Data was collected from 19 colorectal cancer outpatients treated with oxaliplatin ( 850mg/m????in total) using semi-structured interviews, and the results were analyzed qualitatively and inductively. Results : The results revealed that the impacts of persistent peripheral neuropathy on the social life of colorectal cancer patients could be classified into the following 5 interrelated categories: “fear of the collapse of the foundation of their social life”, “dependence and independence in activities of life associated with relationships with others”,“fluctuation of self-concept in relation to other people”,“deepening of intimacy triggered by numbness”,and “numbness as a threat to the value of one’s own existence”. Conclusions : A hierarchy in the effects of persistent peripheral neuropathy on social life was observed,and the effects of neuropathy,including both mental and spiritual aspects, should therefore be considered in totality. Our study suggested that the comprehensive assessment of patients’persistent peripheral neuropathy is important. 続きを見る
28.

論文

論文
今井, 洋子 ; 関根, 奈光子 ; 藤本, 桂子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  64  pp.358-358,  2014-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
29.

論文

論文
Kazue, Hirai ; Kanda, Kiyoko ; Hosokawa, Mai ; Takagai, Junko ; 平井, 和恵 ; 神田, 清子 ; 細川, 舞 ; 高階, 淳子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  64  pp.43-49,  2014-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【目的】日本人がん患者が表現する倦怠感の感覚を明らかにし, その特徴を明らかにする. 【方法】入院または通院中の日本人がん患者400名を対象に自由記載による質問紙調査を行い質的分析を行った. 【結果 】全237コードから身体的感覚, 精神的感覚, 認知的感覚, 言葉にできない感覚の4コアカテゴリが抽出された. 【考察】身体的感覚は「身体に知覚される不快な感覚,身体機能の低下,身体コントロール感の喪失に特徴づけられる感覚」, 精神的感覚は「心身の活動に対する意欲や気力の低下, 精神的安寧の阻害に特徴づけられる感覚」,認知的感覚は「思考や集中力の低下に特徴づけられる感覚」,言葉にできない感覚は,????他者に理解できるような表現のしにくい感覚」と説明された.日本人がん患者の表現する倦怠感は「エネルギー欠乏に関連した機能状態の低下および不快さに特徴づけられる主観的で多次元的な感覚」と説明でき日本語圏外での先行研究に一致した. 続きを見る
30.

論文

論文
小和田, 美由紀 ; 登丸, 真由美 ; 角田, 明美 ; 藤本, 桂子 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  64  pp.79-80,  2014-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
31.

論文

論文
小和田, 美由紀 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子 ; 登丸, 真由美 ; 角田, 明美
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  63  pp.399-399,  2013-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
32.

論文

論文
多田, 真佐子 ; 堀越, 政孝 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 林, 幸恵
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  63  pp.399-399,  2013-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
33.

論文

論文
Muroda, Saori ; Takei, Akemi ; Kanda, Kiyoko ; 室田, 紗織 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  63  pp.125-131,  2013-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【目的】がんサバイバーが,セルフヘルプグループ (SHG)での活動を通じて,新たな役割を獲得するプロセスを明らかにする.【対象と方法】 SHGで活動するがんサバイバー10名を対象に,半構成的面接を行 い, M-GTAの手法を用いて分析を行った.【結果】がんサバイバーが SHGでの活動を通じて新たな役割を獲得するプロセスは,『他のがんサバイバーへ抱き始める関心』から始まった.『がんサバイバーからの享受と相互作用の実感』を得ながら活動を継続していく中で,『社会のために活動する役割意識』へと向かっていた.また,「がんゆえに生じる恒久的な苦悩」が影響していた.【結語】がんの恩恵を見出すことが新たな役割を得るために欠かすことができないステップであった.またがんサバイバーは, SHGの情報提供機能を求めていた.そのため看護師は,他のサバイバーとの相互作用を高める関わり,SHGが的確な情報提供の場になるような支援を行うことが求められる. 続きを見る
34.

論文

論文
Kawata, Tomomi ; Fujimoto, Keiko ; Kowada, Miyuki ; Kanda, Kiyoko ; 川田, 智美 ; 藤本, 桂子 ; 小和田, 美由紀 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.175-184,  2012-05-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />【背景・目的】本研究は, 患者および家族の“不確かさ”に関連する研究を分析し,患者や家族が病気に伴っ\nて経験する“不確かさ”とはどのような内容であるのか,その表現を明確にし,言語化する.そして,不 確かさ\nをいかにマネジメントしていくかという適応上の課題に対して看護の示唆を得ることを目的とする. 【対象\nと方法】2001年から2011年7月までの原著論文を対象とした.医学中央雑誌を使用し,“不確かさ”and “看\n護”をキーワードに検索を行ない, 患者および家族を対象とし, テーマ内容に沿った35論文について内容分\n析を行った. 【結果】“不確かさ”に関する研究内容は,《身体感覚に確信が得られないことにより生じる\n不確かさ》《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》《将来の見通しが立たないこと\nに関する不確かさ》《病状や治療効果を予測できないことに対する不確かさ》《迫りくる死への不安から生き\nる意味が見いだせず感じる不確かさ》の5カテゴリから形成された. 最も大きなウエイトを占めたカテゴリ\nは, 《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》であった. 【結語】患者および家\n族が不確かさを受け入れ, 適応に向けて生活していけるよう, 適切な情報提供と不確かさを傾聴することが\n重要な課題であると示唆された. 続きを見る
35.

論文

論文
村岡, やす子 ; 小笠原, 一夫 ; 津久井, 利恵 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.86-86,  2012-02-01.  北関東医学会
概要: Journal Article
36.

図書

図書
神田清子編 ; 飯田苗恵 [ほか] 執筆
出版情報: 東京 : 医学書院, 2012.3
所蔵情報: loading…
37.

論文

論文
北田, 陽子 ; 瀬山, 留加 ; 高井, ゆかり ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.489-498,  2011-11-01.  北関東医学会
概要: Journal Article<br />要 旨\n[目 的]一般病棟に勤務する看護師による終末期がん患者の家族への支援内容を明らかにすること.[対\n象と方法]倫理審査委員会の承認を得て,A病院の一般病棟に勤務する看護師で,がん看護従事年 数が通算\n3年以上の者を対象に,半構成的面接によリデータ収集し,質的帰納的方法を用いて分析した.[結 果]\n対象は19名で,がん看護従事年数は3-20年であった.分析の結果,5コアカテゴリーである『家族支援の前\n提となる経験知や知識技術』『家族支援を行う上での信頼関係の形成』『家族成員及び家族内の状況把握と問\n題の明確化』『家族を全人的に捉えた実践』『実践の自己評価』が構成された.[結 語]看護師は終末期が\nん患者の家族支援において,経験などから家族支援の意味づけや,よりよい看護支援への動機づけを行って\nいた.このことから,自己の看護を振り返る機会を増やすことで,家族支援の実践の向上に繋げられる可能性\nが示唆された. 続きを見る
38.

論文

論文
Kano, Taro ; Kanda, Kiyoko ; 狩野, 太郎 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.293-299,  2011-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />[目 的]本研究の目的は,化学療法患者が体験する味覚変化の症状と生活への影響,生活上の工夫の分類\nである.[対象と方法]味覚変化のある化学療法患者8名に, 症状の特徴や生活上の不利益,生活上の工夫\nに関する半構成的面接を行い,内容の類似性に従って分類した.[結 果]症状の特徴として,<味覚減退>,\n口腔内に苦味等を感じるく白発性異常味覚>,食べもの本来の味がしないく異味症>などの[味覚変化],匂い\nへの嫌悪や悪心など[不快症状],口腔乾燥などの[口腔機能変化]が明らかとなった.症状に伴う不利益は,\n食べてもおいしくないなど[心理的困り事],料理の味付けや会食が困難になる[社会的困り事],食品の工夫\nや気晴らしなどの[対処],家族らによる[サポート]が明らかとなった.食事の工夫はく酸味の利用><甘い\n食品の摂取><イモ類の摂取><匂いの回避><苦味の回避><食品とタイミングの重視>が明らかとなった.\n[結 語]味覚変化は身体・心理・社会的な不利益をもたらし,対処能力やサポートが要求されるため,がん\n化学療法看護の必須項目として捉える必要がある. 続きを見る
39.

論文

論文
高平, 裕美 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子 ; 瀬山, 留加 ; 井上, エリ子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.439-440,  2011-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
40.

論文

論文
原, 祥子 ; 角田, 明美 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子 ; 瀬山, 留加
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.440-440,  2011-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
41.

論文

論文
本多, 昌子 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 細川, 舞 ; 大井, 寿美江 ; 瀬山, 留加
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.441-441,  2011-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
42.

論文

論文
Takei, Akemi ; Seyama, Ruka ; Ishida, Junko ; Kanda, Kiyoko ; 武居, 明美 ; 瀬山, 留加 ; 石田, 順子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  62  pp.145-152,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
43.

論文

論文
Ishida, Junko ; Hosokawa, Mai ; Takei, Akemi ; Hirai, Kazue ; Ishida, Kazuko ; Kanda, Kiyoko ; 石田, 順子 ; 細川, 舞 ; 武居, 明美 ; 平井, 和恵 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.153-160,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
44.

論文

論文
市川, 加代 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 上田, 礼子 ; 鈴木, 伸代
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.235-235,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
45.

論文

論文
飯野, 君江 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 林, 幸恵 ; 鈴木, 伸代
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.235-236,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
46.

論文

論文
加藤, 咲子 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子 ; 清水, 裕子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.236-236,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
47.

論文

論文
京田, 亜由美 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 須永, 知香子 ; 深澤, いく子 ; 坂田, みゆき
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.236-236,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
48.

論文

論文
中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 堀越, 真奈美
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.236-237,  2011-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
49.

論文

論文
瀬沼, 麻衣子 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子 ; 瀬山, 留加 ; 篠田, 静代 ; 北田, 陽子 ; 五十嵐, 玲子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  61  pp.51-58,  2011-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】外来で放射線療法を受けているがん患者のQoLに影響する要因を明らかにする.【対象と方法】外来で放射線療法を受けているがん患者73名(平均年齢64.2 歳, SD12.2歳)を対象とし, QOL評価尺度FACT-Gを用いて質問紙調査を行った.【結果】QOL得点の平均は74.8(SD17.1)点であり, 影響する\n要因について検討した結果, 25項目について有意差が認められた. さらにステップワイズ法で重回帰分析を行った結果, QOLに影響する要因は影響の大きい順に, 原疾患による手術の有無, ソーシャルサポート(家族以外), 疲労感, 再発・転移の不安, PS, つらさの6項目であった.【結語】QOL得点には心理・社会的要因が大きく影響していることが明らかとなった. 看護支援としては, 影響要因をスクリーニングし, QOL低下の早期発見と, 低下している患者へ対し早期に支援を開始することが必要である. 続きを見る
50.

論文

論文
茂木, 寿江 ; 大山, ちあき ; 藤野, 文代 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  60  pp.235-241,  2010-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />背景と目的:乳がん患者の希望に関する研究は少ない. 成人前の子どもを育てている初発乳がん患者が, 退院前に抱く希望を明らかにし看護支援の方法を検討する. 対 象と方法:研究参加に同意の得られた18歳以下の子どもを持つ20~40歳代の初発乳がん患者10名で, 手術後3日以降に半構成的面接および看護記録からデータを収集した. 質的帰納的手法により患者の希望に関する言語をコード化し, 類似性に沿ってサブカテゴリ・カテゴリ化へと抽象化した. 結 果:成人前の子どもを育てている初発乳がん患者が,退院前に抱く希望は【治癒】【自己実現】【自分と周囲の成長】の 3つであることが明らかになった. 【治癒】は2つのサブカテゴリ『治療に専念』『健康の増進』から形成された. 【自己実現】には8つのサブカテゴリ『次子妊娠』『仕事が生きがい』『子どもとのふれあい』『母親役割の遂行』『自分らしく生きる』『社会の中で生きている』『今までのように生活』『将来の生活設計を立てる』から形成された. 【自分と周囲の成長】は4つのサブカテゴリ『子どもの成長』『夫の成長』『自分の成長』『家族関係の発展』から形成された. 結 語:子育て中の乳がん患者の看護支援は, 今までと同じごく普通の生活をしたいという希望を実現するため, 先ず治療に専念出来るような環境調整と健康維持のための具体的な方法を指導することが必要であると示唆された. 続きを見る
51.

論文

論文
二渡, 玉江 ; 砂賀, 道子 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 高橋, 陽子 ; 廣瀬, 規代美 ; 中西, 陽子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  60  pp.17-23,  2010-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】1999年から2008年までに日本国内で掲載された乳房温存術を受けた乳がん患者の看護に関する論文から, 研究の動向と課題を明らかにする. 【方法】「 医学中央雑誌」を使用し,「乳がん」「看護」「乳房温存術」「乳房温存療法」をキーワードに検索を行い, 研究デザイン, 方法, 内容の分析を行った. 【結果】対象文献は49論文であり, 量的研究が53.1%と半数以上を占め, 研究デザインは, 因子探索的研究が最も多く57.1%であった. 研究内容は「心理的変化とストレスコーピング」(18コード : 36.7%),「治療に伴う機能障害の予防と生活への影響」(7コード : 14.3%),「治療選択やQOLに影響する要因」(8コード : 16.3%),「治療に関連した情報提供と支援ニーズ」(5コード : 10.2%),「看護介入プログラムの開発とケア実践の評価」(11コード : 22.4%) の5つのカテゴリに集約された. 【考察】以上の結果は, 乳房温存術や継続治療がもたらす心身両面への影響をQOLの視点から捉え, 心理的な看護介入プログラムによる介入研究がなされるようになってきていることを示している. 今後は介入研究を積み重ね, それらの評価に基づく効果的な介入プログラムの開発が望まれる. 続きを見る
52.

論文

論文
田邉, 美佐子 ; 吉田, 久美子 ; 黒澤, やよい ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  60  pp.25-30,  2010-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】 小児期に骨髄ドナーになったきょうだいの経験を記述し, 小児ドナー経験者への看護支援を検討する. 【対象と方法】8歳の時に6歳の妹に骨髄提供をした2 0代前半の女性A氏に面接を行い, 質的記述的に分析した. 【結果】A氏は骨髄提供について, 躊躇する気持ちや親の期待を感じながらも, 自分の意思で決めたと認識していた. 骨髄提供後は, 妹との一体感を感じるようになり, 妹を見守ってきた. 現在は, ドナーになってよかった, 自慢できることだと捉えていた. 【結語】小児ドナー経験者は, 現在の状況からドナーになった理由を捉え直すこと, レシピエントのQOLが自己価値観に影響を及ぼすことが示唆された. 思春期・青年期に歪んだ自己存在が認知されないよう, 継続した直接的支援とレシピエントを介した間接的支援の必要性が考えられた. 続きを見る
53.

論文

論文
恩幣, 宏美 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江 ; 岡, 美智代
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.9-18,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】本研究は,成人看護学実習を履修した看護学生における,ヒヤリハットに対す\nる知識と認識を明らかにし,今後の成人看護学領域にお ける医療事故に対する教授方法の検討\nに活かすことである。【方法】2008年にA大学医学部保健学科の成人看護学実習を履修した学\n生に,医療事故の事例を読んでもらい,フォーカスグループインタビューの実施またはレポー\nトを提出してもらった。それらの内容から認識と知識を抽出し,KJ法で分析を行った。【結果】\n知識は2カテゴリーに分類され,認識は8カテゴリーと26サブカテゴリーに分類された。【結\n論】学生は実習前に学習した知識を有しながらも,その知識を有効に活用することができない\n認識の中で実習を開始し,患者・家族や看護師,教員との相互関係の中でヒヤリハットに対す\nる様々な認識を持っていることが明らかとなった。教員は学生がこれらのヒヤリハットに対す\nる知識と認識をもっていることを理解しながらも,まずはヒヤリハットや医療事故を防ぐ具体\n的な取り組みを講じていくことが重要である。 続きを見る
54.

論文

論文
加藤, 咲子 ; 京田, 亜由美 ; 中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.19-28,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />終末期がん患者における呼吸困難の発生頻度は非常に高いと言われているが,科学的根\n拠に基づいた看護介入が確立していないことが現状であ る。本研究の目的は,呼吸困難を抱え\nるがん患者への看護支援に関する2004年から2008年までの5年間に掲載された原著論文を分析\nし,研究の動向と課題を明らかにすることである。「医学中央雑誌」を用いて「呼吸困難」「が\nん」「看護」をキーワードに検索を行い,研究デザイン,方法,内容の分析を行った。その結\n果,対象論文は23件であり,研究デザインは因子探索研究が60.9%,種類は質的研究が61.0%\nを占めていた。研究内容は,《呼吸困難緩和のための看護支援の検討》《呼吸困難を抱える患\n者の在宅療養に対する看護支援の検討》《がん患者の抱える症状と呼吸困難との関連性の検\n討》の3つのカテゴリが形成された。総じてがん患者の呼吸困難に関する看護研究の論文数は\n少なく,特に呼吸困難を緩和する看護介入の有効性を検証する研究が少ない状況であった。今\n後は,呼吸困難を緩和する看護介入方法を確立するためのエビデンスレベルの高い研究や,患\n者の主観的な呼吸困難感を把握できる評価尺度開発のための研究の必要性が示唆された。 続きを見る
55.

論文

論文
京田, 亜由美 ; 加藤, 咲子 ; 中澤, 健二 ; 瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.49-58,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,死を意識する病を抱える患者の死生観に関連する論文を分析し,研究\nの動向と今後の研究課題を明らかにすることである。1 999年から2009年までの10年間に発表さ\nれた原著論文を対象とし,医学中央雑誌を使用し,“死生観”and“患者”と,“病気体験”を\nキーワードに検索を行った。病を抱える患者を対象とし内容的にテーマに沿ったものを選択,\n研究デザイン,方法,内容等の分析を行った。その結果,対象論文は48論文であり,研究デザ\nインは因子探索研究,研究方法は質的研究が約90%であった。データ収集方法では,面接法が\n40.7%と最も多く,対象疾患は,がんが最も多く64.8%,病期は終末期が半数を占めた。患者\nの死生観への接近方法に関するカテゴリは≪内的世界を見つめることで見えてくる死生観≫が\n半数以上を占め,≪トータルペインを把握することで見える死生観≫≪外的世界に表出された\n生き方を見つめることで見える死生観≫が続いた。患者の死生観に焦点を当てた研究は少数で\nあった。今後,患者の死生観に焦点を当てた質的・量的研究が必要であることが示唆された。 続きを見る
56.

論文

論文
黒澤, やよい ; 田邊, 美佐子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.59-66,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,広汎子宮全摘出術を受けた女性が術後の性生活に対して抱く戸惑いと\nその対処を明らかにし,看護支援の方法を検討すること である。\n広汎子宮全摘出術を受けた女性20名を対象に,半構成的面接を実施し,術後の性生活に対し\nて抱いた戸惑いの感情とその対処の語りに焦点を絞り,その内容を質的帰納的に分析した。\n女性が性生活について抱く戸惑いは,7サブカテゴリ3カテゴリであり,構成されたカテゴ\nリは【ボディイメージの変化に伴う困惑】【相談できずに抱える葛藤】【性生活構築への抵抗感】\nであった。\n手術後の性生活に向けての対処は,3サブカテゴリ2カテゴリであり,【性生活再構築への\n対処】【性生活回避への対処】の2つのカテゴリが構成された。\n手術後の体の変化や心理的状況及び性行為への影響について,女性とパートナーが,ともに\n理解を深めることができるよう術前から意図的に言及するとともに,情報提供の場を整え,必\n要時いつでも相談にのる体制があることを示すことの重要性が示唆された。 続きを見る
57.

論文

論文
堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 恩幣, 宏美 ; 武居, 明美 ; 斉藤, 洋子 ; 岡, 美智代 ; 神田, 清子 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.67-75,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />〔目的〕成人看護学実習Ⅱに組み込まれている手術室見学実習において,学生が手術室\n看護師の役割や手術侵襲・合併症について,どのような 学びを得ているかを明らかにすること\nである。〔方法〕手術室見学実習を行った学生のレポートを分析対象とし,学びに関する文章\nを抽出した。抽出した文章を1文脈単位に分けて記録単位とし,Berelson,B.の内容分析を\n参考に意味内容の類似性に従い抽象化し,カテゴリを導き出した。〔結果〕手術室見学実習に\nおける学生の学びは,【術前における外回り看護師の業務】【手術により起こりうる合併症】\n【手洗い看護師の業務】【手術室におけるチームワーク】【術中・術直後における外回り看護師\nの業務】【手術に伴う患者の身体的・精神的苦痛】【学生が実感した手術室見学実習の効果】\n【手術室環境に関する情報】【回復室看護師の業務】【手術室看護師に求められる能力】の10カ\nテゴリに分類され,37サブカテゴリが含まれた。〔結語〕手術室見学実習における学生の学び\nを分析した結果,多くの学生が掲げた行動目標を全て達成できていた。また,より実践的な学\nびを提供するためには,実習体制の整備が必要と考えられた。 続きを見る
58.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 武居, 明美 ; 新井, 香 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.351-356,  2009-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】がん患者の家族は, 患者と同様に現状や将来に関して悩み, 苦悩している. そこで本研究の目的は, がん患者の家族を対象としたこれまでの介入研究 の成果を集約し, Priority Symptom Management (PRISM) Levels of Evidenceの基準に従い分類しながら整理することで, 動向と今後の課題を明らかにすることである. 【対象・方法】データベースはPubMed, CINAHLを用い, 2000年~2009年3月を検索期間とした. 検索用語は, "family of cancer patient", "educational intervention" または "psychology intervention" と特定し, Nursing Journalで制限をかけ, 抽出論文にハンドサーチを加えた. それらを集約し, RopkaらPRISMを参考に, エビデンスレベルの分類を行った.【結果】分析対象論文は27文献であり, エビデンスレベルは高い方から順に, 1: 2件, 2: 8件, 3: 14件, その他: 3件であった. 【結 語】 Jeannieらの先行研究と比較すると, 2000年以降の介入研究では, (1)十分な無作為化, (2)アウトカムの測定に信頼性のある尺度を採用している, (3)家族をシステムととらえた介入モデルを描いている点で発展がみられた. 続きを見る
59.

論文

論文
角田, 明美 ; 瀬山, 留加 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子 ; 杉本, 厚子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.380-380,  2009-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
60.

論文

論文
高橋, 裕美 ; 瀬山, 留加 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子 ; 堀越, 真奈美
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.381-382,  2009-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
61.

論文

論文
神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 瀬山, 留加
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.319-319,  2009-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
62.

論文

論文
二渡, 玉江 ; 樋口, 友紀 ; 中西, 陽子 ; 廣瀬, 規代美 ; 砂賀, 道子 ; 堀越, 政孝 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.33-42,  2009-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】がん手術治療に伴うリンパ浮腫ケアの現状と問題点を明らかにする. 【対象と方法】調査協力\nの得られた全国136施設でリンパ浮腫ケアに最も関わっている 看護師を対象に, 浮腫予防及び浮腫発症患者\nのケア, ケア上の問題について質問紙調査を行った. 【結果】予防ケアは, 全ての術後患者.家族に実施し\nている施設は4.3%で, リスクの高い患者のみに実施が43.5%であった. 浮腫発症患者に対するケアは, 専門\n外来での実施は8.6%であった. ケア実施上の困難は, 専門家の不足, ケア体制が不十分,診療報酬に結びつか\nない等であった. また, 必要性が高いと認識しているのは, セルフケア支援, 専門部署による支援体制, 浮腫に\n関する情報提供等であった. 【結語】術後がん患者に対するリンパ浮腫ケアは, 専門家の不足, ケア体制\n未確立という困難な状況の中で, 医療者の自助努力によって実施されており, 早急に体系的な取り組みの必\n要性が示唆された. 続きを見る
63.

論文

論文
樋口, 友紀 ; 中西, 陽子 ; 廣瀬, 規代美 ; 櫻井, 通恵 ; 堀越, 政孝 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.43-50,  2009-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】手術療法を受けたがん患者のリンパ浮腫ケアに対して看護師が認識している課題を明らかにす\nる. 【対象と方法】全国136施設でリンパ浮腫ケアに最も関係 する看護師が回答したケアに関する質問紙\nのうち, 自由記述項目に記載のあった77名の記述内容を分析の対象とした. 分析は, 内容分析の手法を参考\nに質的記述的に行った. 【結果】手術療法を受けたがん患者のリンパ浮腫ケアにおける課題は『ケア提供\n者および当事者に対する教育的支援の不足』, 『施設におけるケア環境整備の不足』, 『地域におけるケアを推\n進する社会資源・地域連携の不足』, 『予防から発症後のケア方法の未確立』の4カテゴリーが形成された.\n 【結語】看護師が認識しているリンパ浮腫ケアの課題から, 施設, 地域, 社会が相互に連携し, ケア環境整\n備に向けて協働する必要性が示唆された. 続きを見る
64.

論文

論文
岩永, 喜久子 ; 松田, たみ子 ; 内田, 陽子 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子 ; 小泉, 美佐子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.1-10,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />群馬県における認定看護師教育のニーズを明らかにする目的で,群馬県内54施設に勤務\nする看護職2703名(回収率86.9%)を対象に 自記式質問紙調査を行った。認定看護師教育を希\n望するものは36.0%であり,その内,群馬大学における教育を希望するものは,87.2%(733名)\nであった。希望する認定分野は緩和ケアが最も多く,次いで救急看護,認知症看護,がん化学\n療法看護の順であった。認定看護師を希望しない理由は,「興味はあるが仕事の継続に支障を\nきたす心配がある」46.0%,「教育についていけるか不安である」39.9%,「入試に合格するか\n心配である」24.7%などであった。\n本学は認定看護師教育機関として,社会のニーズに応え,より良いがん看護の充実に向けた\n設置準備が求められている。 続きを見る
65.

論文

論文
武居, 明美 ; 福田, 佳美 ; 瀬山, 留加 ; 伊藤, 民代 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.11-20,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />要旨:本研究の目的は,外来化学療法における副作用症状の実態と特徴を明らかにし,看護支\n援の検討を行うことである。対象は,外来化学療 法を受ける外来がん患者84名。患者が副作用\n症状を記録した自己記録ノートから得られた副作用症状について,FEC,TXL,FOLFOX,\nTXT のレジメン別に分析を行った。その結果,最も出現頻度が高かったのは倦怠感であり,\nFEC においての出現頻度は100%だった。次いで頻度が高かったのは食欲不振,悪心,便秘,\n末梢神経障害であった。また,レジメン別に副作用症状の出現頻度,程度と持続期間が異なる\nことが明らかになった。これらのことから,看護師はレジメンに応じた副作用症状を具体的に\n把握し,患者に対して各々のライフスタイルに応じた支援や,副作用症状が重篤化しないよう\nに患者による自己記録を活用しながらの予防的な管理が求められることが示唆された。 続きを見る
66.

論文

論文
辻村, 弘美 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 恩幣, 宏美 ; 神田, 清子 ; 岡, 美智代 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.21-30,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,2005年入学の新カリキュラム導入後の学生(以下新カリ群)の成人看\n護学急性期実習と慢性期実習における看護基本技術 の経験度を明らかにし,成人看護学実習に\nおける看護実践能力育成についての今後の課題を検討することである。2005年入学の看護学専\n攻の学生を対象に,80項目の看護基本技術についてその経験度を学生本人が実習終了後に評価\nし,新カリキュラム導入前の2004年入学の学生(以下旧カリ群)との比較を行った。旧カリ群\nとの比較では,急性期実習では,80項目中13項目に経験度に有意差があり,そのうち新カリ群\nの方が有意に高かった項目は〈検体の採取と扱い方(採血・血糖検査)〉,〈経皮的非侵襲的検\n査時の援助(心電図モニターなど)〉,〈医療廃棄物管理〉の3項目,また慢性期実習では,80\n項目中8項目に有意差があり,そのうち新カリ群の方が有意に高かった項目は〈包帯法〉,〈検\n体の採取と扱い方(採血・血糖検査)〉の2項目のみで,新カリ群の経験度が旧カリ群よりも\n有意に低かった。以上より,旧カリ群のほうが成人看護学実習において多くの経験をしている\nことが明らかになった。この背景には新カリキュラムによる実習期間の変更が影響したことも\n考えられ,成人看護学実習における看護技術習得分野の見直しの検討や実習指導体制の強化な\nどが指摘された。 続きを見る
67.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 石田, 和子 ; 中島, 陽子 ; 吉田, 久美子 ; 角田, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.31-38,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />がん患者の日常生活動作(Activities of Daily Living 以下ADL)は,病状の進行に伴い\n低下し,終末期にお いてはそれまでの自立した生活を維持することが困難となる。しかし,ほ\nとんどの患者はできる限り自分のことは自分でやりたいと願っているため,自尊心の低下が起\nきないよう援助する必要がある。そこで本研究の目的は,大学病院の一般病棟で終末期を過ご\nしたがん患者のADL が障害されてからの生存期間を診療録や看護記録から明らかにした。さ\nらに,患者や家族の希望が最後の時まで保たれるような生活支援について検討を行った。\n対象者は,大学病院の一般病棟でがんにより死亡した患者42名とし,診療録に記載された医\n師,看護師などの記録から,対象者の移動,排便,排尿,食事,水分摂取,会話,応答の能力\nが障害された時期をデータとして収集した。\nその結果,すべてのADL は死亡日が近づくにつれて低下していたが,死亡5日前ごろから\n障害を抱える対象者の数は顕著に増加していた。障害を受ける期間の長いADL としては移動,\n排便,排尿があげられ,食事,水分摂取は死亡5日前,応答,会話は死亡1日前に障害を抱え\nる対象者が多かった。\n終末期がん患者は会話や応答の機能が比較的最後まで維持されるため,患者の希望や反応を\n確実に把握し,患者自身の自律性を損なわないようなかかわりが看護支援の基盤を形成すると\n示唆された。 続きを見る
68.

論文

論文
青木, 君恵 ; 田邉, 美佐子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.39-49,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,1998年1月から2008年6月までに掲載された病を抱える患者の生き\n方・生きる意味に関する論文を分析し,看護研究 の動向と課題を明らかにすることである。医\n学中央雑誌を用いて「生き方」「生きる意味」「人生観」と患者,看護をキーワードに検索を行い,\n研究デザイン,方法,内容の分析を行った。その結果,対象論文は60件であり,研究デザイン\nは因子探索研究が83.3%,種類は質的研究が93.3%を占めていた。研究内容は,《1.病や治\n療体験を通した生き方》《2.病や治療を通して患者が体験し,生き方を模索するプロセス》\n《3.患者の生き方と看護の効果・示唆》《4.病と生き方の関連性》の4つのカテゴリが形\n成された。病を抱える患者は,過去と現在の自分を振り返る中で,自己と対峙し自己成長しな\nがら未来に向かって生きていることが明らかにされた。生き方の意味づけを促進するためには\n患者の体験に寄り添った傾聴をはじめとする看護支援が重要であることが示唆された。 続きを見る
69.

論文

論文
関根, 奈光子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.51-61,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,造血幹細胞移植患者の唾液の変化および食生活に及ぼす影響とその対\n処を明らかにすることである。\n移植患者7名を対象 に,移植前後の計10回,唾液量の測定と半構成面接を実施した。面接は,\n移植後の唾液の変化と食生活への影響,対処方法について質的帰納的に分析した。\n移植前と比べ,移植後の唾液量の変化は,〈前処置後減少するパターン〉〈前処置後一度増加\nしてから減少するパターン〉〈移植前後で大きな変化を認めないパターン〉の3つのパターン\nに分類された。また,唾液は増減という分泌量の変化だけでなく,泡立ちや粘つき,牽糸性の\n増加といった性状も変化していた。唾液の変化が食生活に及ぼす影響として,【食べにくい】\n【不快感が付きまとう】【食べるものが制限される】【食の楽しみが半減する】【身体の変化と食\n生活の狭間で葛藤する】【食事量が増えず,体力が戻らない】の6つの項目に分類された。対\n処として,【唾液の重要性と対処の必要性を自覚する】【情報を集める】【身体の変化を見極め,\n食べ方を吟味する】【過去の体験を活かす】【変化した結果を受け入れる】の5つの項目に分類\nされた。\n移植患者の唾液は,分泌量や性状が変化するだけでなく,食生活にも影響を及ぼし,患者の\n食べる楽しみを奪っていた。患者が変化した食生活を整え築き上げるには,患者自身が現状を\n理解し,その変化を乗り越えていけるよう,患者の思いに寄り添いながら,患者の力や状況を\n見極め,具体的なアドバイスや症状緩和を行って,患者自身が考えることができるような状況\nを設定し,問題に対する患者の対処能力を引き出すといった患者の食生活の再構築に向けた関\nわりが重要である。 続きを見る
70.

論文

論文
細川, 舞 ; 平井, 和恵 ; 皆川, 理穂 ; 高階, 淳子 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.63-70,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】がん治療として,化学療法を受けている患者と放射線療法を受けている患者の\n倦怠感を比較し,治療による特徴を明らかにすることを 目的とした。【対象と方法】A大学病\n院・B病院に入院・外来通院中の化学療法を受けている患者と放射線治療を受けている患者を\n対象とした。対象者にCancer Fatigue Scale(CFS)を使用し自己記述式質問票調査を実施し\nた。同時に一般的背景と,倦怠感に影響を与えていると考えられている症状をあわせて17項目\nを調査した。【結果】対象者は化学療法患者148名,放射線療法患者87名であった。CFS 総合\n得点は,化学療法患者は平均23.4点(SD9.0),放射線療法患者は平均21.2点(SD9.1)であり\n有意差はなかった。CFS 下位尺度得点においても治療間での有意差はみられなかった。それ\nぞれの調査項目間での有意差があった項目はPS,疼痛,発熱,不眠,孤独感,呼吸困難,が\nんの部位の7項目であった。しかし治療間での交互作用があったものは発熱のみであった。\n【考察】本研究の結果より,放射線療法を受ける患者は発熱により倦怠感が増強することが明\nらかにされた。これは,放射線療法は局所治療であり治療部位により倦怠感出現に差があるも\nのの,発熱症状により倦怠感が増強したと考える。化学療法患者では発熱の有無にかかわらず\n倦怠感は強い。しかし,両治療群ともにCFS 総合得点はカットオフポイントである19点以上\nを呈しており,今後は強い倦怠感を有する群での治療別による倦怠感の特徴を明らかにするこ\nとが必要である。 続きを見る
71.

論文

論文
田邉, 美佐子 ; 青木, 君恵 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.71-77,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,造血幹細胞移植後に再発し,その後,長期寛解状態となった子どもを\n養育している母親の認識を明らかにし,看護支援を検討 することである。長期寛解を維持して\nいる子どもを持ち,同意が得られた母親3名に半構成的面接を実施した。子どもが発病してか\nら現在までの経過とその期間に感じたこと,現在の子どもへの関わりと思いを中心に自由に語\nってもらい,ストーリーを記述する方法による質的記述的分析を行った。\n養育上の認識は,1)子どもが生きている,普通に生活できているだけで充分である,2)\n先のことは考えずに,今,何をすべきかが大切である,3)子どもの笑顔を引き出そうとする,\n4)新たな困難が訪れても受け入れて乗り越える,の4つが見出された。これらの思いや姿勢\nの根底には,子ども喪失への危機感を抱いていることが考えられた。\n看護者は母親の思いを理解したうえで,母親が子どもにしてあげたいと思うことを支えてい\nくとともに,子どもの成長に応じた養育ができるような援助を行う必要がある。 続きを見る
72.

論文

論文
中村, 恵 ; 青山, 景子 ; 高田, 幸子 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  29  pp.79-86,  2009-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,既存の研究結果を実践へ導入するステトラ・モデルを活用し,A病院\n血液内科病棟における準無菌室の感染対策に関する問題 を明らかにし,既存の研究結果を導入\nすることによって,感染対策の見直しを図ることである。対象はA病院血液内科病棟の看護師\n28名であり,ステトラ・モデルの第1段階から第5段階までの取り組みを実施した。\nその結果,感染対策に関する問題が明らかになり,根拠に基づいて,これまでの対策を一部\n簡易化し,手指衛生を重視した新たな感染対策を導き出すことができた。またこの取り組みは,\n感染対策を見直すためだけのものではなく,病棟看護師の感染予防に対する知識や理解を深め\nることに繋がった。臨床の問題を解決する手段の一つとしてステトラ・モデルの活用が有用で\nあることが示唆された。 続きを見る
73.

論文

論文
神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.411-411,  2008-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
74.

論文

論文
二渡, 玉江 ; 堀越, 政孝 ; 武居, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.412-413,  2008-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
75.

論文

論文
平井, 和恵 ; 高階, 淳子 ; 石田, 和子 ; 細川, 舞 ; 田村, 遵一 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.189-195,  2008-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】治療期/慢性期のがん患者, および非がん初診患者(総合診療部外来初診患者のうち, がんの既往\nや疑いのない者) の倦怠感を比較し, 各々の特徴につ いて考察する. 【対象・方法】質問紙調査. 倦怠感は\nCFSを用いて測定し, 倦怠感以外の症状として発熱・嘔気・下痢・睡眠障害・疼痛・呼吸困難の有無を問う\nた. 有効回答が得られたがん患者283名, 非がん初診患者353名を分析の対象としt検定を行った. 【結\n果】がん患者ではその他の症状の有無により倦怠感に有意差があったが, 非がん初診患者では発熱と睡眠\n障害がある場合のみ有意差があった. 非がん初診患者は, その他の症状の有無に関わらず倦怠感は日常生活\nに著明な支障を表すレベルにあったが, 主訴に挙げた者はわずか4.8%であった. 【結語】がん患者の倦\n怠感は, その他の症状のコントロール状況が反映する. 非がん初診患者は主訴に挙げなくても倦怠感が強い\nことを考慮する必要がある. 続きを見る
76.

論文

論文
神田, 清子 ; 武居, 明美 ; 狩野, 太郎 ; 石田, 和子 ; 平井, 和恵 ; 二渡, 玉江
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.197-207,  2008-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】外来で化学療法を受ける療養者が急増し, 症状マネジメントが療養の場である在宅に移行してい\nる. 看護者には対象者の能力を引き出し, 症状マネジメン ト力を高める支援が求められている. 本研究の目的\nは, がん化学療法を受けている療養者のセルフマネジメントに関連する2002年から2006年までの原著論文\nを分析し, 研究課題を明確にすることである. 【方法】「医学中央雑誌」を使用し,“化学療法”“通院治療”\n“セルフマネジメント”をキーワードに検索を行い, 研究デザイン, 方法, 内容の分析を行った. 【結果】\n該当文献は35論文であり, 研究デザインは因子探索研究, 種類は質的研究が約60%を占めていた. 研究内容\nは, 化学療法の副作用が療養者の身体, 心理・精神, 社会に与える影響とその対処の現象を明らかにした研究\nが45.7%であり, 次いで, セルフマネジメントを促進する介入効果の研究25.7%であった. 家族を対象とした\n研究やエビデンスレベルの高い研究は少ない状況であった. 【結語】心理・教育的介入, 家族およびソー\nシャルサポートを焦点としたエビデンスレベルの高い研究が必要であることが示唆された. 続きを見る
77.

論文

論文
角田, 明美 ; 石田, 和子 ; 狩野, 太郎 ; 茂木, 寿江 ; 石田, 順子 ; 吉田, 久美子 ; 瀬山, 留加 ; 赤石, 三佐代 ; 田辺, 美佐子 ; 細川, 舞 ; 伊藤, 民代 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.27-33,  2008-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】看護師のジレンマを明確にし, 看護師の役割の示唆を得ることを目的とした. 【方法】看護師\nが倫理的・道徳的ジレンマを感じた一事例の患者が亡くなるま での7日間を, MORAL モデル(Patricia Crisham.\n1992)1の問題解決ツールを用いて分析を行った. 【結果】患者に真実を告げることは残酷なことで\nはないか, 患者が積極的な治療を選択した場合, 患者の苦痛が増強するのではないか, というジレンマが明確\nになった. 真実を伝えた上で積極的な治療を選択した場合, S氏の身体状況が治療に耐えられないことや苦痛\nが増強することが考えられた. 【結語】数日単位の真実の告知では, むしろ患者にとっては安寧を損ねる\nこともあり, よって患者を見守ることも看護師の役割であることが示唆された. 続きを見る
78.

論文

論文
田邉, 美佐子 ; 瀬山, 留加 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.35-41,  2008-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】小児がん経験者の子どもを持つ両親の語りから夫婦および家族における療養生活構築のプロ\nセスを理解し, 看護への示唆を得る. 【対象と方法】発病 から5年を経過した小児がん経験者Aちゃんの\n両親それぞれの語りを当事者の視点でストーリーを記述し, 出来事の意味を解釈した. 【結果】父親と母\n親は, 共通の目標を持って子どもの病気と向かい合い, 祖父母の多大な支援を受けて家族が親密性を高めな\nがら療養生活を構築していた. 子どもの病気を乗り越えた父親, 母親は共通して自己成長を自覚し, 人生にお\nいて子どもの病気が必要な出来事であったと肯定的に意味づけていた. 【結語】小児がん患者の家族が\n安定した療養生活を構築していくためには, 父親と母親が支えあう関係を維持できるような援助と, 効果的\nなソーシャルサポートが活用できるような援助が必要であることが示唆された. 続きを見る
79.

論文

論文
小暮, 麻弓 ; 細川, 舞 ; 高階, 淳子 ; 石田, 和子 ; 狩野, 太郎 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  58  pp.63-69,  2008-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】外来通院しているがん患者の倦怠感の実態を調査し, 治療方法, 各症状の有無などの影響の分析\nを行い, 倦怠感緩和への援助に役立てることである. 【 対象と方法】A 病院の外来通院がん患者204名を対\n象にCancer Fatigue Scale(CFS)を使用し質問票調査を実施した. また, 先行研究により指摘されている関連\n要因16項目についても併せて調査し, それらと総合的倦怠感得点との関係を分析した. 【結果】総合的\n倦怠感得点は平均値23.0 (標準偏差SD : 10.0) 点であった. 倦怠感得点19 点以上の倦怠感の強い群の頻度は\n64.7%であった. 最終的に20項目の要因を投入し, 強度倦怠感の有無に関するロジスティック回帰分析を\n行った結果, PS, 孤独感, ホルモン療法, 放射線治療が大きく関連していた. 【結語】外来通院患者の倦怠\n感関連要因をアセスメントし, 孤独感を抱かせない様な支援が重要であることが示唆された. 続きを見る
80.

論文

論文
武居, 明美 ; 佐名木, 宏美 ; 辻村, 弘美 ; 堀越, 政孝 ; 反町, 真由 ; 岡, 美智代 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.19-30,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />[目的]外来化学療法センター実習の記録から,がん化学療法が患者に及ぼす影響に関\nする学生の学びを明らかにする[方法]看護学生60名 が記録した外来化学療法センター実習の\n記録から明らかになった240の学びについて内容分析を行った。[結果]化学療法が患者の生活\nに及ぼす影響の学びは6つのサブカテゴリーに分類され,【化学療法が心理・精神,生理,社\n会生活に負の影響を与えていることの理解】【生活を再調整する必要性の理解】【治療や疾患に\n対して不安を抱くことの理解】の3カテゴリーが形成された。患者が自ら行っている対応方法\nの学びは9サブカテゴリーに分類され,【副作用や治療で生じた負の影響に対する対応の理解】\n【ストレスマネジメントや生活リズムの獲得と適応の理解】【治療生活と自己コントロール感の\n獲得の理解】の3カテゴリーが形成された。[結語]成人看護学実習Ⅰの行動目標と比較した\nところ,目標に沿った学びが得られていた。【生活を再調整する必要性の理解】についての記\n録単位数が少なく,今後は事前学習で学生の生活の再調整への意識を高め,より有意義な実習\nとしていく必要性が示唆された。 続きを見る
81.

論文

論文
佐名木, 宏美 ; 武居, 明美 ; 堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 田村, 良子 ; 塚越, 聖子 ; 神田, 清子 ; 二渡, 玉江 ; 森, 淑江 ; 岡, 美智代
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.31-39,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />【目的】本研究は,成人看護学実習Ⅰの中で取り組んだ外来継続看護実習,特に人工腎\n臓センターにおける透析看護や透析患者の生活に対する 学生の学びや気づきを明らかにするこ\nとである。【方法】看護系大学3~4年次に在学する学生の人工腎臓センターにおける実習記\n録の中から,気づきと学びを抽出し内容分析を行った。【結果】学生の学びや気づきは17サブ\nカテゴリに分類され,意味内容の類似性により,「その人らしい生活や人生を送ることの重要\n性に対する学び」「食事・水分などの自己管理に対する学び」「患者を支える社会システムや家\n族の重要性に対する学び」「透析治療に伴う苦痛に関する学び」「患者の生活に合わせたセルフ\nケア能力向上への援助に対する学び」「家族看護の重要性に対する学び」「苦痛や不安を抱えた\n患者が前向きに生活するための精神的サポートに対する学び」の,7つのカテゴリに統合され\nた。その中でも,「食事・水分などの自己管理に対する学び」のカテゴリは,全記録単位数の\n28.9%であり,全てのカテゴリの中で最も多かった。【結語】人工腎臓センターにおける学生\nの学びと気づきから明らかとなったことは,学生は厳しい制限の中でも,自分らしく生活する\nことの素晴らしさと困難さについて理解していた。 続きを見る
82.

論文

論文
堀越, 政孝 ; 辻村, 弘美 ; 武居, 明美 ; 佐名木, 宏美 ; 松井, 佐知子 ; 鈴木, 伸代 ; 岡, 美智代 ; 神田, 清子 ; 森, 淑江 ; 二渡, 玉江
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.41-49,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,ストーマケア外来実習記録に記載されている学生の学びに関する文章\nを抽出し,その学びの内容を明らかにすることである。 看護学専攻の大学生59名を対象とし,\n内容分析の手法を用い,実習後記録の「実習を通して学んだ点」の項目に書かれてある内容を\n中心に学生の学びを抽出,分析した。その結果,総数561記録単位,27サブカテゴリが得られ\nた。これらは【ストーマケア外来の役割と提供されるケア】【ストーマケアを行う看護師に求\nめられる能力】【継続看護の重要性】【患者のストーマに対する思いや対応】【ストーマの状態\nや問題】【ソーシャルサポートの必要性】の6カテゴリに分類された。学生は,対象者である\n患者のストーマを観察することでその状態や問題点を把握し,さらに患者の抱える不安,戸惑\nいなどの思いやストーマに対する患者なりの工夫などを学んでいた。また,実習指導を担当し\nている皮膚・排泄ケア認定看護師の患者との関わりの場面から,高度な専門性を備えた看護師\nの役割やケア,継続看護の意義やその必要性,さらには患者を取り巻く家族などの協力が必要\nなことを学んでいた。 続きを見る
83.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 石田, 和子 ; 中島, 陽子 ; 吉田, 久美子 ; 角田, 明美 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  28  pp.51-59,  2008-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />がん患者の終末期におけるせん妄発症率は,68~90%であり,さまざまな精神症状を呈\nすることで,患者や家族のQOL を低下させる一 因となっている。そこで本研究の目的は,せ\nん妄を呈したがん患者の満たされないニーズを明らかにし,必要な看護支援の検討における基\n礎的資料とすることとした。\n対象者は,がんにより死亡した患者のうち,せん妄症状を呈した30名とした。データ収集は,\n診療録に記載された医師,看護師の記録から対象者のニーズに関連した記載を抽出し,集計を\n行なった。\nその結果,せん妄を発症したすべての対象者が臨終前には何らかの満たされないニーズを抱\nえていたが,その出現頻度には偏りがみられた。疾患による差異は認められなかったが,複数\nの満たされないニーズを抱えていた者は他臓器への転移を認める患者であった。特に出現頻度\nの高い満たされないニーズはコミュニケーションであり,53.3%であった。原因は情動障害や\n失見当識などによる重度の意識障害などであり,出現時期はそれぞれ平均死亡12.0日前であっ\nた。また,呼吸や睡眠も47.0%と高い頻度で満たされないニーズとなっていたことが明らかと\nなった。\nせん妄を呈する終末期がん患者はコミュニケーション障害を抱える場合が多いため,基本的\nニーズを枠組みとしたアセスメントが有用であると考えられた。また看護師は,患者が自らの\n思いをいつまでも伝えられる手段として言葉をしたためることも大切であることを認識し,折\nに触れて伝えることも重要であることが示唆された。 続きを見る
84.

論文

論文
赤石, 三佐代 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.339-339,  2007-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
85.

論文

論文
桜井, 亜矢子 ; 狩野, 太郎 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.169-174,  2007-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】医療廃棄物適正処理にむけて, 看護職員に対する学習会及び廃棄方法の見直しを行い, 排出量及\nび適正処理に対する知識の変化の介入効果を検討する. 【 対象と方法】A病院の看護職員64名を対象とし\n医療廃棄物に関する教育と, 廃棄方法の表示の工夫を行い, 今まですべての医療廃棄物を感染性廃棄物とし\nて処理していた廃棄方法を, 感染性廃棄物, 産業廃棄物, 一般廃棄物に変更した. これらの介入による効果に\nついて, 感染性廃棄物量や看護職員の知識の変化により評価した. 【結果】分別方法の知識を問う14点\n満点のテストの平均点が介入前9.0 (標準偏差(以下SD) 3.6)点から, 介入後10.9 (SD3.1)点に上昇した(p<\n0.001). また, 感染性廃棄物量の減少が認められた. 【結語】教育介入により分別方法の知識を高めるとと\nもに, 分別方法の見直しやわかりやすい表示方法の工夫により, 感染性廃棄物量を削減できることがわかっ\nた. 続きを見る
86.

論文

論文
吉田, 久美子 ; 石田, 和子 ; 瀬山, 留加 ; 中村, 江里 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  57  pp.7-15,  2007-02-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】近年, 血液腫瘍患者は化学療法を外来で受ける傾向にあり, セルフケアが必要となる. また, 再\n生不良性貧血などの非血液腫瘍患者においても貧 血や倦怠感などの症状を緩和するセルフケアの重要性が指\n摘されている. 自己効力感はセルフケアを促進するために必要不可欠な要素である. 本研究の目的は腫瘍患\n者と非腫瘍患者の自己効力感の影響要因を分析し, 看護支援を検討することである. 【対象と方法】対象者\nは2つの大学病院の血液外来において研究参加の承諾が得られた20歳以上の患者である. 調査は自己効力\n感尺度を用いて行い, 腫瘍患者110名と非腫瘍患者90名を比較した. 【結果】情緒的支援ネットワーク\nの比較では家族内・家族以外ともに腫瘍患者の方が非腫瘍患者よりも低く有意差が認められた. 自己効力感\n得点は, 腫瘍患者平均31.5点(標準偏差5.3点), 非腫瘍患者31.8点(標準偏差5.7点) であり有意差はなかっ\nた. 医学診断では全ての診断の中で急性白血病の対象者の自己効力感得点がもっとも低かった. 2群の自己効\n力感得点を比較した結果, 性別で交互作用があった. また, 全身状態のレベルで有意差が認められ, 状態が悪\nく活動範囲が狭い対象者ほど自己効力感得点が低かった. 【結語】血液疾患患者の自己効力感を高める\nためには性別や全身状態等を考慮した関わりが必要であり, また腫瘍患者への情緒的支援の重要性が明確に\nなった. 続きを見る
87.

図書

図書
神田清子編 ; 飯田苗恵 [ほか] 執筆
出版情報: 東京 : 医学書院, 2007.3
所蔵情報: loading…
88.

論文

論文
関根, 奈光子 ; 笠原, 光子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  27  pp.55-64,  2007-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,造血幹細胞移植患者の移植前後における栄養状態の変動を明らかにす\nることである。造血幹細胞移植が行われた患者22名を 対象に,移植前後の患者の栄養状態を比\n較検討するため,診療記録および看護記録からretrospective study(後ろ向き調査)により栄\n養評価を行った。主な調査内容は,経口摂取量,体重,血清総蛋白値,血清アルブミン値,経\n口摂取量に影響を及ぼすと考えられた有害事象として,悪心,下痢,口内炎であった。\n患者は,移植前処置期より経口摂取量,体重,血清総蛋白値,血清アルブミン値が有意に減\n少し,栄養状態が不良であることが予想された。また,悪心,下痢,口内炎の発現時期や経口\n摂取量に一定の傾向が認められた。移植後1ヶ月後の体重の減少は,移植前に比べ約8%と大\nきい減少であることが明らかにされた。\n看護師は疾患治療の基盤となる栄養療法についての基本的知識や技術を習得し,低栄養状態\nに陥るリスクをもつ患者を早期に発見し,早期に栄養ケアを開始することが重要である。また,\n他職種協働による患者に適した栄養管理の確立が必要であることが示唆された。 続きを見る
89.

論文

論文
石田, 和子 ; 前田, 三枝子 ; 狩野, 太郎 ; 磯部, 有紀子 ; 二渡, 玉江 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  56  pp.354-354,  2006-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
90.

論文

論文
狩野, 太郎 ; 中野, 妙子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  56  pp.355-355,  2006-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
91.

論文

論文
神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  56  pp.282-282,  2006-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
92.

図書

図書
神田清子,大西和子編集
出版情報: 東京 : ヌーヴェルヒロカワ, 2006.2
所蔵情報: loading…
93.

論文

論文
赤石, 三佐代 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  26  pp.35-42,  2006-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究は,放射線治療を受けるがん患者の生活再構築のプロセスを明らかにし,看護支援を検討することを目的とした。初めて放射線治療を受けた 患者で,研究参加の同意が得られた者10名に,治療の開始時点・中間時点・終了時点に半構成的面接調査法,参加観察法を用いて調査し,質的帰納的に分析した。対象者別分析後,生活再構築プロセスの分析を行い,その後タイプ別分析を行った。対象者の生活再構築に向けてのプロセスの共通性を検討した結果,【初期の反応】【取り組みの姿勢】【副作用の認知】【生活の再構築】【終了時の反応】という5つの局面が認められた。これらの局面から個人プロセスを比較すると『生活不変感情楽観型』(3名),『生活不変感情依存型』(3名),『生活縮小感情前向き型』(3名),『生活縮小感情抑制型』(1名)の4つのタイプに分けられた。これら生活再構築局面における個々のタイプを理解し,放射線治療を続けながら生活の再構築ができるよう支援していくことが重要であることが示唆された。 続きを見る
94.

論文

論文
石田, 順子 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  26  pp.43-50,  2006-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />研究目的は,骨髄移植のドナーとなる意思決定要因を明らかにし,ドナーの意思決定を支える看護援助を検討することである。対象は,骨髄を提供 するドナー5名であり,半構成的面接法により,1回につき30分~1時間の面接を行った。面接は,骨髄を提供すると決意した過程について逐語録に起こし分析した。その結果,≪ドナーになることの決定要因≫,≪ドナーになることの不安要因≫の2カテゴリーが抽出できた。≪ドナーになることの決定要因≫は,<助けられるのは自分だけ><生きていてほしい><患者を気遣う><身内だから助けたい><ドナーとしての責任感>の5サブカテゴリーからなり,≪ドナーになることの不安要因≫は,<骨髄採取への不安><麻酔・処置への不安><自分が役に立つか不安><子どもに対する思い>の4サブカテゴリーからなった。骨髄移植のドナーになる意思決定はこの2カテゴリーのバランスで決まり,迷わずに決定することが明らかになった。以上のことから,ドナーになることを決意する過程においては,生きていてほしい思いやどうにか助けたい思いと共に,迷いや様々な不安が存在することが明らかになった。その中で看護師はドナーの気持ちを理解し,どちらを選択するのもドナーの自由であり,骨髄を提供することだけが援助ではないこと,他に提供できる援助を患者に提供することも重要であることを伝え,ドナーが後悔の無いよう援助することが大切であることが示唆された。 続きを見る
95.

論文

論文
越塚, 君江 ; 藤野, 文代 ; 石田, 和子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  26  pp.51-59,  2006-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />研究目的は女性生殖器がん患者の家族内役割遂行に対する思いを明らかにし,患者に対する看護援助について検討することである。対象は女性生殖 器がんに罹患し,40-60歳代で家庭を持っており,手術を受けた患者11名。半構成的面接にてデータを収集し,質的帰納的に分析を行った。女性生殖器がん患者の家族内役割遂行に対する思いは,『家族内役割の調整を遂行し,心配ない』『家族が協力し,自分の家事役割を分担してくれるため心配ない』『自分の役割が移譲できず葛藤する』『家族の中での役割を再認識し生きている意味を知る』が抽出された。患者は,入院前に家族が困らないように家事や介護,自営業において役割調整を行っていた。また,患者はがん罹患,入院を通して家族が協力し,患者の家事役割を分担することで,家族を見直す。家族のあり方を振り返り,家族の大切さを実感したり,子供に対する見方が変化したりする。しかし一方で,家族の健康管理,両親・夫を看取る役割において患者の持つ役割が家族に移譲しきれず葛藤を生じることもあった。この過程の中で,患者は自分の役割を再認識し,生きる意味を見出していた。看護者が,患者の罹患をきっかけとした家族関係と心情の変化を理解し,治療の意欲につながるよう,家族内役割調整が進むようチーム体制で援助する必要性が示唆された。 続きを見る
96.

論文

論文
瀬山, 留加 ; 吉田, 久美子 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  26  pp.61-70,  2006-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,がん患者の社会的側面が,病状の進行に伴いどのように変化し,患者を取り巻く環境の中で「社会的自己存在」をどのように認識 しながら生きているかを記述することで,社会的苦痛に対する看護介入の示唆を得ることである。研究デザインは,社会的側面が個人の生き方やそれまでの軌跡に関連したものであるため,個別事例の質的記述を選択した。調査方法としては,定期的な外来受診日の様子観察と,社会的側面が大きく変化したと予想される病状や治療効果についての説明があった時に面接を行った。その結果,A氏は社会的側面として,(1)""家族も私も藁をもつかむ思い""に象徴された『家族社会の中心にあった「社会的自己存在」』,(2)""泣きたくなったら,家族の前で素直に悲しむ""に象徴された『ありのままを受入れられた「社会的自己存在」』,(3)""またコーラスに参加する自信がついだ""に象徴された『がんと共存しながら広がる「社会的自己存在」』,(4)""生きていく意味が分からない""に象徴された『役割喪失により希薄化した「社会的自己存在」』という4つの変化を体験していたことが明らかとなった。さらに,がん患者の全人的QOLの維持,向上のために必要な社会的苦痛への看護介入としては,(1)患者と同じ社会に属するメンバーが環境を調整できるよう,指導的,情緒的支援を行う,(2)療養環境の中で患者が「社会的自己存在」を認識できるような人間的つながりを形成する,の2つが考えられた。 続きを見る
97.

論文

論文
神田, 清子 ; 牛久保, 美津子 ; 齋藤, 泰子 ; 齋藤, やよい ; 常盤, 洋子 ; 二渡, 玉江 ; 小泉, 美佐子
出版情報: 群馬保健学紀要.  26  pp.89-95,  2006-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />群馬県内48施設で勤務する3年以上の実務経験を有する看護職751名を対象に,専門看護師に対する教育ニーズを把握する目的で,自己記述式 質問票を配布し調査を行った。その結果699名(回収率93.1%)から回答が得られた。専門看護師になりたい希望があるものは全体の42.5%であり,うち群馬大学に入学を希望するものは78.5%であった。専門看護師の希望分野は,がん看護が31.9%でもっとも高く,次いで地域看護,老人看護の順であった。専門看護師を希望しない理由は,「興味はあるが仕事の継続に支障をきたす心配がある」49.3%,「入試に合格するか心配である」35.6%,「大学院での教育についていけるか不安である」34.6%であった。以上,県内に勤務する看護職のニーズを参考にし,群馬県という地域性を十分にふまえた特色ある専門看護師教育カリキュラムをつくりあげ,質の高い専門看護師を実践現場に輩出していくことが本学に求められている。 続きを見る
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論文

論文
赤石, 三佐代 ; 布施, 裕子 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  55  pp.286-286,  2005-08-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article
99.

論文

論文
石田, 和子 ; 萩原, 薫 ; 石田, 順子 ; 赤石, 美佐代 ; 吉田, 久美子 ; 平井, 和恵 ; 川田, 悦夫 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  55  pp.97-104,  2005-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】造血肝細胞移植を受けた患者が退院後に遭遇する困難と移植を受けたことで変化した生活を再構築できる要因を明らかにすることを目的とした. 【対象と方 法】G病院血液内科にて移植を受けた患者で順調に経過し, 重篤な移植片対症候群や免疫不全がない13名に半構成的面接を行った. 面接内容を逐語録に起こし, 質的帰納的方法を参考に, 患者の言動から造血幹細胞移植患者が退院後に遭遇する困難と移植後の生活を再構築できる要因に関する言動をコード化し類似性に従いサブカテゴリー, カテゴリーと抽象化を行った. 【結果】退院後に遭遇する困難は『病気の不確実性』『変化した生活が辛く哀しい』『今までと違う体力』『身体的変化』『周囲への気兼ね』のカテゴリーが抽出された. 移植後の生活を再構築できる要因としては『前向きに生きる決意』『夫婦の価値観の変化』『自分のペースで生活』『経済生活の基盤の変化』『苦悩を支えられた体験』のカテゴリーが抽出された. 【結語】移植看護において移植を受けた患者が退院後の生活を再構築するためには, 患者を支えるサポートが重要であることが示唆された. 続きを見る
100.

論文

論文
赤石, 美佐代 ; 石田, 順子 ; 石田, 和子 ; 植原, 早苗 ; 神田, 清子
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  55  pp.105-113,  2005-05-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景と目的】放射線治療を受けている乳がん患者の気持ちを明らかにした研究が少ない. そこで乳がん患者の放射線治療経過に伴う気持ちの変化を明らかにし, 看護支 援を検討する. 【対象と方法】研究参加に同意の得られた放射線治療を受けた乳がん患者6名で, 半構成的面接法及び看護記録, 診療記録からデータを収集した. 質的帰納的手法により患者の気持ちに関する言語をコード化し, 類似性に沿ってサブカテゴリー・カテゴリー化へと抽象化した. 【結果】放射線治療開始時の気持ちは「がんと放射線治療の受容」「がんと放射線治療の苦悩」「家族や仲間に求める癒し」「病気回復と医療への期待」, 放射線治療中間時は「放射線治療を生活の一部として受容」「放射線治療を受けている苦悩」「他者との関係における心強さ」「将来への不安と希望」, 放射線治療終了時は「放射線治療が終了した安堵感と将来への希望」「症状・副作用・再発に対する苦悩」「他者から受けたサポートへの感謝」「医療・医療従事者への要望」というカテゴリーが明らかになった. 【結語】放射線治療を受ける乳がん患者への看護支援は, 気持ちの葛藤に合わせた情報の提供と適切な技術の提供が重要であることが示唆された. 続きを見る