※一部利用できない機能があります
1.
図書 |
伊藤勝久, 坂田裕輔, 新井圭太編著
|
|||||||
2.
図書 |
マイケル ウッズ著 ; 高柳長直, 中川秀一監訳
|
|||||||
3.
図書 |
柳田国男著
|
|||||||
4.
図書 |
大内正伸絵と文
|
|||||||
5.
図書 |
池上甲一著
|
|||||||
6.
図書 |
養父志乃夫著
|
|||||||
7.
図書 |
養父志乃夫著
|
|||||||
8.
図書 |
今里悟之著
|
|||||||
9.
図書 |
内山節著
|
|||||||
10.
論文 |
大桃, 道幸
概要:
application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />Thomas Hardyが小説家としての円熟期に書いた短編小説The Son's Vetoは,村の牧師Twycott氏と結婚した田舎
…
娘Sophyの悲劇的な人生を描いた作品であり,中心テーマは階級(意識)である。Sophyの結婚は彼女自身の階級意識によって規定され,Twycott氏の死後,彼女の人生は息子のRandolphの階級意識によって支配される。Randolphは階級意識が強く,自分の出世しか念頭にない偏狭な人間である。Hardyは彼の人物像を過不足なく描き,彼を非難することで,このような人間性に欠けるエリートを育てるパブリックスクールや大学の教育を糾弾している。また,The Son's Vetoには,階級の問題と絡み合う形で,農村と都会の対立というテーマが織り込まれていて,Sophyとその息子との対立は農村と都会との対立であるとも理解できる。Hardyの長編小説では,主人公が外の社会に出て行くことにより,階級という障壁にぶつかり,希望をくじかれるというパターンが一般的である。しかし,The Son's Vetoでは階級の壁が家族の中にまで侵入しているのが特徴で,階級の問題がより深刻化していることを示すものであり,Hardyの危機感の現れと思われる。
続きを見る
|