1.

論文

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Sugo, Chiho ; Igarashi, Masato ; 菅生, 千穂 ; 五十嵐, 正登
出版情報: 群馬大学教育実践研究.  pp.51-60,  2013-03-25.  群馬大学教育学部附属学校教育臨床総合センター
概要: Departmental Bulletin Paper<br />中学校で和楽器の授業が必修化されて早10年が過ぎ、授業実践は広がりつつある。しかし実際の現場では、調達可能な楽器数の不足、調絃等の物理的準備の大変さに加え、授業時数が少ないた めに内容が充実しない等未だに問題が多い。本論は、平成22年度と23年度に教育学部と附属中学校で行った箏の連携授業の実践から、中学校音楽の限られた時数の中でより効果的・効率的な箏の授業を行う手立てを探るものである。連携授業は附属中学校第1・第2学年各4クラスにおいて各2時間行い、学部教員は授業者として、教育学部音楽教育専攻生は授業支援者として参加した。この実践をもとに本稿では、具体的な教材・手立てとして①3人1面での活動の利点、\n②基礎技能習得のための「親指AB練習シート」、③「わらべうた」「名前呼びリレー」「俳句de創作」などの五音音階を用いた創作活動、④琉球民謡「てぃんさぐぬ花」の手立て⑤表現とリンクする鑑賞活動、の5つの視点から述べる。これらを踏まえた考察としては、中学生の「仮面性」に対し、「創作的要素が強い3人一組での活動」が主となる箏アンサンブルでは、箏の有効な「道具性」が見て取れた。同時に「生徒の音楽的創造のプロセス」を評価する指導・支援の在り方も、これらの手立てを有効にする重要な視点であるといえる。 続きを見る
2.

論文

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菅生, 千穂
出版情報: 群馬大学教育実践研究.  pp.91-100,  2011-03-15.  群馬大学教育学部附属学校教育臨床総合センター
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />2002年より施行された学習指導要領において、小申学校音楽の授業において和楽器の積極的活用が促されたことを受け、本学の「邦楽器演習」 では、学校現場での箏の活用方法と教育的効果について模索している。本論では、「小中学校音楽の授業における箏の可能性」第2弾として、特に即興を含む創作活動、および物語の音楽における箏の有用性について、「邦楽器演習」および「和の響きと日本文化」の実践例を通して論じる。第1弾(菅生・2008)においても紹介した「名前呼びりレー」を発展させた学習、オルフ楽器と箏・リコーダーによる即興合奏、作曲、物語の音楽づくりなどの実践を通して、学生たちが感性を研ぎ澄ませ、教具としての箏について理解を深めた成果についてまとめた。また、履修者の意識調査として簡単なアンケート調査を行い、結果として概ね、箏での創作活動は特にメロディを作るのが簡単である、物語の音楽を作るのは伴奏作り、雰囲気作りは簡単であるが、場面にふさわしい音色、奏法を追求するところが難しい、将来学校現場ではぜひ箏を授業に取り入れたいなどの傾向にあるとわかった。 続きを見る
3.

論文

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菅生, 千穂
出版情報: 群馬大学教育実践研究.  pp.57-65,  2009-03-31.  群馬大学教育学部附属学校教育臨床総合センター
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper