1.

論文

論文
上山, 真美 ; 内田, 陽子 ; 小林, 千鶴
出版情報: 群馬保健学紀要.  30  pp.41-48,  2010-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,介護支援専門員をはじめとする支援者に対して行った,高齢者の排尿\nケアに関する学習会の評価と介護支援専門員が困難と感 じた事例の課題を明らかにすることで\nある。対象は,A地区の排尿ケアに関する学習会に参加し,協力の得られた50名とした。方法\nは,自記式質問紙法とした。結果,職種にかかわらず,約75%の者が,排尿ケアに関して困難\nと感じた課題を持っていた。学習会の内容については,約90%の者が役に立つと回答していた。\n一方,排尿日誌において学習した内容を実践してみようと思うと回答した者の得点は,役立つ\nと回答した者の得点に比べて低く有意な差がみられた(p=0.003)。また,全体で多かった課題\nは,「尿失禁の具体的ケア方法」,「受診を勧める時期」,「尿失禁のタイプ診断」であった。一方,\n介護支援専門員がその他の職種に比べて有意に高かった課題は,「オムツの種類・選択」であっ\nた。以上より,対象に合わせてオムツ選択ができるフローチャートやタイプ別排尿ケアアセス\nメント方法のフローチャートを開発し,それらを活用できるようにすることが求められる。 続きを見る
2.

論文

論文
内田, 陽子 ; 中谷, 久恵 ; 島内, 節
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  59  pp.337-344,  2009-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【背景・目的】介護支援専門員が判断したエンド・オブ・ライフケアニーズと在宅ケアマネジメントの実践状況を明らかにする.【対象と方法】対象はA県の現任研修を受講 した介護支援専門員のうち, 在宅における終末期事例を受け持ち, 調査の協力が得られた77人とした. 方法は, 終末期の各期別に介護支援専門員が関わったかどうか, また, 各期の利用したサービス, ケアマネジメントニーズの必要性判断や実践の有無等について構成されている質問紙による調査である.【結果】介護支援専門員の事例への関わった割合は小康期, 開始期, 臨死期の順で高く, ニーズの判断や実践の高かった項目は「ケア体制の確立」であった. 終末期ケアのマネジメントの困難さについては, かなり困難を感じる者が半数以上を占めた.【結語】これらについての結果は, 介護支援専門員の年齢や経験年数, 資格によって差があり, 今後, ケアマネジメントに対する質向上のための研修及びシステムの構築の必要性が明確になった. 続きを見る
3.

論文

論文
齋藤, 智子 ; 佐藤, 由美
出版情報: The Kitakanto medical journal = 北関東医学.  56  pp.319-328,  2006-11-01.  北関東医学会
概要: application/pdf<br />Journal Article<br />【目的】介護支援専門員が認識する対応困難事例の特徴を明らかにすることを目的とした. 【対象と方\n法】N県内の居宅介護支援事業所に所属し, ケアマネジメント を行っている介護支援専門員16名を対象に, \nグループインタビューを実施した. 今までのケアマネジメントの中で, 対応困難を感じた状況・場面と具体的\nな困難内容について聴取し, 質的帰納的に分析した. 【結果】介護支援専門員の対応困難は, ケアマネジ\nメントプロセスの「計画立案」「実施」の段階で多く認識されており, 困難内容は,家族内の調整, サービス利\n用の説得, 専門的対応を必要とする課題に対する対応等, ケアマネジメントに十分な時間をかけることを必\n要とし, また専門的知識や適切な支援者との連携を必要とする内容であった. 【結論】介護保険制度下に\nおけるケアマネジメントの質の向上のために, 介護支援専門員が認識する対応困難の特徴をふまえた支援を\n行っていく必要がある. 続きを見る