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1.
論文(AKAGI収録) |
鈴木, 鉄忠
概要:
本稿の目的は、海外フィールドの体験学習を通して、学習者自らが自己変容のきっかけをつかんでいくような学外アクティブ・ラーニングのあり方を検討することである。まず本稿の主題を観光研究における「真正性」をめぐる4つの立場に位置づけ、「観光のまなざ
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し」とアクターネットワーク理論(ANT)の「実在性」をめぐる論点を吟味する。次に2019年度開講の「海外フィールドワーク・イタリア」を事例にとりあげ、前期授業において「先入見の意識化」と「壊すための仮説づくり」の作業から、学生自身が「観光のまなざし」とステレオタイプを相対化するような機会を設けたことを論じる。そして夏期のイタリア調査を概観しながら、「本物を見た」という体験の重要性を指摘する。さらに、フィールドの「真正性」と学生の「観光のまなざし」の相互作用のプロセスを、学生の記したフィールドノートから検討する。それによって、現場の人間や事物を含めた異種混淆な要素との出会いが、学生のモノの見方の組み直しを引き起こしたことを明らかにする。<br />研究ノート
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2.
論文(AKAGI収録) |
峯川, 浩一 ; 斎藤, 周 ; MINEKAWA, Koichi ; SAITO, Madoka
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3.
図書 |
渡部淳著
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4.
論文(AKAGI収録) |
田中, 敬幸 ; Tanaka, Takayuki
概要:
本稿は、高崎商科大学で必修科目となっている「自己管理とビジネス倫理」での企業倫理教育のアクティブラーニング化の実施に至るまでのプロセスとその成果について論じたものである。本稿の目的は以下の2点に集約される。それは、第1に、企業倫理教育のアク
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ティブラーニングを実施し、その結果を分析すること、第2に分析の結果から、今後のビジネス倫理の授業の進め方について検討することにある。これらの目的を果たすため、アクティブラーニングについて、 学生を対象にしたアンケートという形でその成果を分析している。
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5.
論文(AKAGI収録) |
奥田, 雄一郎
概要:
本プロジェクトの対象である「社会文化心理学」は、地域のインフルエンサーや専門家による講演に加え、グループ・ディスカッション、グループ・ワークなどのアクティブラーニングが配置された問題解決学習(PBL:Problem /Project-Bas
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ed Learning)型授業である。本プロジェクトは3年間の活動(1年目:地域のニーズの調査とプロジェクトの立案・提案、2年目:プロジェクトの実施、3年目:プロジェクトの実施と効果測定)を予定している。本論文はプロジェクトの2年目の活動に対するものである。 2018年4月12日〜7月26日にかけて、15回の講義と4回の学外フィールドワークが行われた。講演の際には履修学生は講演への感想を書くことが求められ、ゲストスピーカーは履修学生らの感想に対してのリプライを行なった。授業の評価基準は第1回目の授業においてルーブリックが開示され、学生らのリテラシーやコンピテンシーの評価に使用されるとともに、学生ら自身にとっても自らの学びの修得の可視化の道具として使用された。教員による専門知識や事例についてのレクチャーに加え、6名の地域のインフルエンサーや専門家によるゲストトーク、2回の学生らによるプレゼンテーションが行われた。グループによるプレゼンテーションは他グループの学生らによって20項目で評価され、その結果は学生らにフィードバックされた。 プロジェクトの当初の目的である前年度に基づく授業の実施という目的が果たされ、前年度の授業(奥田,2018)における、履修学生らの授業終了後の感想から1.地域愛着、2.時間的展望・キャリア、3.挫折、4.学びに対しての認識の変化・学びの実感という4つの特徴に加えて、1.地域の先輩(大人)からの学び、2.自己やアイデンティティの変化、3.社会文化心理学という学びという特徴が見られた。次年度以降の課題として第一に、「地域での学び」という特性を活かしたプロジェクトの再設計、第二に、地域とのさらなる連携、第三に、大学と地域とをつなぐ教育実践としての社会文化心理学の構築、といった課題が残された。<br />研究ノート
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6.
論文(AKAGI収録) |
奥田, 雄一郎
概要:
本論文は,2017年度に行われた「地(知)の拠点整備事業」地域志向教育研究「社会文化心理学:まちなか学生プロジェクト—まちなか若者文化生成のための心理学的実践−」の教育実践の記録である. 本プロジェクトの対象である「社会文化心理学」という
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授業は,大学内のラーニングコモンズをフィールドとし,PBLなどのアクティブラーニングの手法を用いて大学生ら自身が大学内に若者文化を生成することを通じて,リテラシーやコンピテンシーといった様々なジェネリックスキルを育成するための教育実践を5年間に渡り行ってきた.本プロジェクトは,そうしたこれまでの教育実践を大学内のみならず,地域へと拡張する試みである.本プロジェクトは3年間を予定しているが,初年度となる2017年度においては次年度以降のプロジェクトのパイロットスタディとして,プロジェクト実施体制の構築や地域のニーズの収集,授業の実施と課題のリフレクションなどを主な目的とした. 2017年4月から7月にかけて,15回の授業と1回の学外フィールドワークが行われた.授業の評価基準は第1回目の授業においてルーブリックが開示され,学生らのリテラシーやコンピテンシーの評価に使用されるとともに,学生ら自身にとっても自らの学びの修得の可視化の道具として使用された.授業の中では教員による専門知識や事例についてのレクチャーに加え,6名の地域のインフルエンサーや専門家によるゲストトーク,2回の学生らによるプレゼンテーションが行われた.グループによるプレゼンテーションは他グループの学生らによって20項目で評価され,その結果は学生らにフィードバックされた. プロジェクトの当初の目的であるプロジェクトである実施体制の構築や地域のニーズの収集,授業の実施と課題のリフレクションが果たされ,次年度以降の課題として第一に,「地域での学び」という特性を活かしたプロジェクトの再設計,第二に,地域とのさらなる連携,第三に,大学と地域とを結ぶ教育実践としての社会文化心理学の構築,といった課題が残された.<br />研究ノート
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7.
図書 |
小林忠資, 鈴木玲子編集
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8.
図書 |
新井英靖編著
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9.
電子ブック |
石井英真, 原田三朗, 黒田真由美編著
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10.
論文(AKAGI収録) |
呉, 宣児 ; 新井, 健一郎 ; 謝, 志海 ; 大沼, 久夫 ; 張, 渭涛
概要:
共愛学園前橋国際大学の国際コース1年生の前期授業である基礎演習Ⅰの受講生(1ゼミ13人×5ゼミ、計65人)を対象に、6週間にわたる「ディベート式プレゼンテーション大会」を用いたアクティブラーニングを試みた。その取組を振り返り、教育実践のプロ
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セスや学生の感想と評価をまとめた。学生たちは、最初はやり方が良く分からず、班ごとの協力がうまくできていなかったが、自ら資料調査を行い、話合いながら共同作業をしていくうちに、班のメンバー同士の関係が良くなり、内容の学びが深くなり、プレゼンテーションやディベートを経て相手チームの異なる視点を学び、達成感を味わったという感想・評価が多く報告された。しかし5%~10%の学生からは、ネガティブな報告・評価があった。高校を卒業したばかりで、大学での友達関係もまだ充分に確立されてない1年前期だからこそ、多方面(調べる、理解する、論理づけてまとめる、発表する、討論する、協力する)の実践が伴うアクティブラーニングへの取り組みの意義は大きく、教授法として検討し広げていく必要があるだろう。しかし、満足感よりはネガティブな評価をした10%の学生への対応が課題として残された。<br />研究ノート
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