1.

論文

論文
徳江, 与志子 ; 新井, 真由美 ; 宗行, 彪 ; 土屋, 信子
出版情報: 群馬保健学紀要.  22  pp.71-77,  2002-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />我々は, 広汎性発達障害の診断で療育相談を受けている事例に対して, 幼稚園訪問を保健福祉事務所保健婦, 町保健婦, 作業療法士(以下 , OT), 家庭児童相談員で実施した。幼稚園訪問の実施目的は, 援助目標設定のために幼稚園生活の状況を評価すること, 幼稚園に療育相談の内容を活用してもらうことである。こだわり, 日常生活活動(以下, ADL), 集団内の様子を観察し, 生活機能・障害・健康の国際分類(International Classification of Functioning, Disability and Health)(以下, ICF)で分析したことで, 事例の活動(activity)レベルの問題が明確化し, 療育相談スタッフ, 幼稚園教諭間で共有化され, 事例に関わる専門職間で連携が強まり, 援助目標及び計画が幼稚園生活に反映された。また, 実際にスタッフと幼稚園担任教諭が接したことは, お互いの専門性を理解する良い機会になった。発達障害児とその家族が, 地域で必要なサービスを受け安心して暮らすためには, 個別的な機能を持った各機関が有機的に連携することが必要である。保健所が中心となり支援システム及びネットワークを構築して, ネットワーキングを展開することが大切であろう。 続きを見る
2.

論文

論文
坂田, 祥子 ; 徳江, 与志子 ; 岩崎, 清隆
出版情報: 群馬保健学紀要.  22  pp.79-85,  2002-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />作業療法学専攻3年生24名と実習指導者48名を対象に学生の実習の不安と実習の達成度について調査した。その結果からオリエンテーションの あり方について検討した。オリエンテーションと第I~III期実習前後の学生の実習内容に関する不安の比較をした。オリエンテーション前後では調査41項目中18項目(43.9%)(P<0.01,P<0.05), 第I期実習前後では23項目(56.1%)(p<0.01,p<0.05)に有意な差がみとめられた。第II期・III期実習前後では有意な差がみられる項目はなかった。実習指導者に対する調査から, 実習学生の達成度が低かったものは, 「報告の仕方・内容」「質問の仕方・内容」「指導者に適切に相談し援助を求める」(各18.8%), 「提出期限を守る」「課題の提出」(各15.5%)などであった。学生の不安を軽減させることは, オリエンテーションだけではあまり効果的ではなく, むしろ実習の体験をすることの方が効果が大きいことが示された。 続きを見る
3.

論文

論文
坂田, 祥子 ; 徳江, 与志子 ; 岩崎, 清隆
出版情報: 群馬保健学紀要.  21  pp.51-56,  2001-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />1999年度3年次作業療法学専攻学生19名を対象に評価実習の負担, 対処行動, 健康状態を把握し, 効果的かつ効率的な臨床実習が行え るための課題を検討することを目的に調査を行った。評価実習は, 学習でき, 知識が増えたと9割の学生が感じていたが, 実習で満足したものは54.4%, 自分の力を発揮できたは28.1%と少なかった。一般健康調査の得点は高かった。評価実習の負担では, 「問題点の列挙・把握」「検査・評価実施」「課題の遂行」「評価計画」「スーパーバイザーへの報告」の5項目は, 半数以上が「かなり負担になる」「まあまあ負担になる」と回答していた。特に「問題点の列挙・把握」は, 41名(71.9%)と高かく, 実習最大の負担であった。領域別にみると身体障害では負担感が強かった。対処行動では, 「よくあてはまる」「あてはまる」を半数以上が選択していたのはAffect, Cognitionの項目であった。Beliefは実習を経るにつれ減少傾向にあったが, 一方Cognitionは大きな変化はなかった。評価実習最大の負担である「問題点の列挙」は, 学内の授業では習得が不可能で学内授業を臨床につなげるための手段が必要である。その手段としてクリニカルリーズニングが有効と考えられる。また, 「問題中心対処」のような積極的な対処行動がとれるように, 学生の対処能力を高める教育の検討が低学年の段階から必要であろう。 続きを見る
4.

論文

論文
徳江, 与志子 ; 岩崎, 清隆 ; 小林, 夏子 ; 山勝, 裕久 ; 松房, 利憲 ; 柴田, かおり
出版情報: 群馬保健学紀要.  20  pp.29-34,  2000-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />作業療法学専攻3年生19名を対象に第I期評価実習の負担,実習期間での健康状態,対処行動を明らかにすることを目的に調査を行った。評価実 習の負担は,検査・評価実施(78.8%),問題点の把握・列挙(73.6%),評価計画(73.6%),課題の遂行(73.6%),スーパーバイザーとの人間関係(62.5%),スーパーバイザーへの報告(52.5%)であった。ストレス対処方法として,「自己非難」は,「あてはまる」を68.4%が,「問題中心対処」と「希望的観測」は,「あてはまる」「よくあてはまる」を半数が選択していた。 続きを見る
5.

論文

論文
松房, 利憲 ; 小林, 夏子 ; 徳江, 与志子 ; 山勝, 裕久 ; 中村, かおり
出版情報: 群馬保健学紀要.  19  pp.5-8,  1999-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />群馬県作業療法士会では1996年度から1.地域委託事業などの窓口,2.地域活動情報と機会の提供,3.人材登録リストの管理・活用を活動 方針として地域リハビリテーション部を設置した。この事業計画が会員の意向と整合性を持ち支持されるかの把握を目的に,会員107名(1996.3月現在)に対し,地域活動とそれに対する参加意向の質問紙調査をした。結果は県内の地域リハビリテーション活動並びに作業療法士が行っている地域活動が不十分と考えられており,多くの会員が参加意向を示したことから,地域リハビリテーション部を中心に活動方針に乗っ取って充実を図る必要性が認められた。また行政の方針とも相まって組織的活動に取り組み,徐々に行政を中心に地域活動の拡大が得られている。地域リハ活動の充実に向けて課題は多いが,地域リハ部を中心にさらなる活動が望まれる。 続きを見る
6.

論文

論文
小林, 夏子 ; 山勝, 裕久 ; 松房, 利憲 ; 徳江, 与志子
出版情報: 群馬保健学紀要.  19  pp.9-12,  1999-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />Rozierらの質問項目を用いて,群馬大学'94年度(3年制)および'97年度(4年制)OT学生:各20人を村象に質問紙調査を行い, 加えて米国OT学生(4年制)との職業選択志向性について検討した。結果:1.調査票の回収率は95%である。2.'94・'97年度生は共通して「将来性,多様性がある仕事」を支持するが,「教育や管理面の仕事」の支持は低い。3.'97年度生は「自然科学や身体知識」の知識因子を,'94年度生は「高額給料や社会的評価」の外的因子を支持する特徴がある。4.'94・'97年度生と米国OT学生とは共通して,「他者への援助志向」および「将来性,多様性のある仕事」を支持するが,「教育や管理面の仕事」の支持が低い。5.職業選択理由の平均支持率は,米国OT学生の方が高く多様な志向性を示す。今後これらの把握を基にOT教育のさらなる充実が望まれる。 続きを見る
7.

論文

論文
小林, 夏子 ; 松房, 利憲 ; 山勝, 裕久 ; 徳江, 与志子 ; 岩崎, 清隆 ; 内田, 篤 ; 中村, かおり
出版情報: 群馬保健学紀要.  19  pp.13-17,  1999-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />臨床教育に対する現状と問題把握を意図して,54施設の指導者92名を村象に郵送質問紙調査を実施した。結果,1.調査票の回収率は82%, 2.指導者は実習の現状に一応の満足を表明した。とくに満足が高かったのは教師による訪問:「実習訪問」と「症例報告集」,不満足だったのは学生の「知識,技術」であった。3.指導者の属性では,男性,精神障害分野,2・3年担当,臨床経験11年以上がもっとも満足が高かった。4.今後の課題として,「知識と技術,評価関係,実習態度,考察力」等が不足していると指摘された。また実習の拡大については,指導者の過半数が不可能と判断した。これらの具体的な改善に加えて,指導者一教師間の共通認識に基づく協業の必要性が示唆された。 続きを見る
8.

論文

論文
笠原, 恵 ; 高橋, 美帆 ; 徳江, 与志子 ; 山勝, 裕久
出版情報: 群馬保健学紀要.  19  pp.23-26,  1999-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />脳血管障害患者15名にCOPMを施行し,患者個々の挙げた問題点5項目に対する遂行,満足について患者とセラピストの評価結果を比較した。 遂行即ち能力に関してはほとんど差がなく,満足に関してはセラピストの方がやや高めに採点する傾向が見られた。本来COPMにはない患者とセラピストの挙げた問題点の比較では,全体の一致率は65.3%であった。分野別に見ると患者は身辺動作に強い関心(患者61.3%,セラピスト49.3%)を持っており,セラピストは余暇活動に高い関心(セラピスト25.3%,患者14.7%)を持っていた。COPMでは面接という過程を通し,対象者を取り巻くすべての領域から問題を抽出するように工夫されている。また,身辺動作という機能面にとらわれがちな対象者に広い視点を持つことを援助するとともに,セラピストが患者の認識を知る点でも有効と思われる。 続きを見る
9.

論文

論文
高倉, 真佐美 ; 小林, 夏子 ; 岩井, 恵子 ; 布施, 裕美 ; 徳江, 与志子
出版情報: 群馬保健学紀要.  19  pp.27-30,  1999-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />2年前から高校生を対象に,人材確保と作業療法PRを目的とする「作業療法1日体験」事業を実施して,高校生と作業療法士への質問紙調査を行 ってきた。従来,高校生には好評で実施の意義が認められた。他方,受け入れ担当の作業療法士からは自己の役割遂行と対象に対する満足・不満足が表明されてきた。今回本事業を充実させようと,資料や方法の改善から受け入れ負担の軽減を試みたところ,作業療法士の不満が減少した。しかし受け入れを作業療法士希望者だけに限りたいとの声も出された。今後の発展に向けて,実施方法の継続的な改善および進路を模索する対象に対する幅広い受け入れの是非について,事業の意義にそって組織的に再検討する必要があると思われる。 続きを見る
10.

論文

論文
小林, 夏子 ; 徳江, 与志子 ; 松房, 利憲 ; 山勝, 裕久 ; 小此木, 扶美
出版情報: 群馬大学医療技術短期大学部紀要.  17  pp.95-101,  1997-03-31.  群馬大学医療技術短期大学部
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />In order to learn occupational therapy group we organized the numbers of 18 students to 4 or 5 members groupes as simulative groupe, and requested to do occupational tasks which were (1) cards games and groupe drawing, (2) groupe evaluation: participant and non-participant observation with evaluation forms by Benny and Blake,(3) discussions about the results of groupe evaluations and experience. We researched to the change of learnig groupe with occupational tasks and analyzed the evaluation materials. The results of this investigation shows that change of learning groupe is to be occured and there is difference between participant observation and non-participant observation with occupational tasks. 続きを見る