1.

論文

論文
齋藤, 英子 ; 林, かおり ; 藤野, 文代
出版情報: 群馬保健学紀要.  23  pp.49-53,  2003-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,大学生における死のイメージを明らかにし,自我状態とSelf-Esteemとの関連を明らかにすることである。対象は,国 立G大学教養教育科目「ストレスと健康」履修者で,本研究参加に同意が得られた155名。方法は,東大式エゴグラム(TEG)と菅訳RosenbergのSelf-Esteem 10項目,研究者が柏木の報告をもとに作成した死のイメージに関する質問紙を用い,自記式で調査を行った。結果,死のイメージの中で,最も多くの学生が1位に選択したのは「怖い」で,次に「寂しい」「苦しい」「安らか」「美しい」の順であった。また,SE平均値は24.7±4.8であった。 SE得点が25点以上を示した群を高群としたところ,SE得点高群は,死を「安らか」とは捉えにくい傾向にあった。がん告知については,8割の学生が希望しており,希望しない群のうち6割は死のイメージで「怖い」を第1位に選択していた。身近な人の死の経験別では,未経験群の約4割が「寂しい」を第1位に選択していた。また,経験群は未経験群に比して,「美しい」よりも「寂しい」の項目を選択した人数が有意に多かった。本研究結果より,大学生の死のイメージが明らかになり,死生観を深く掘り下げた研究の必要性と効果的な学生指導が重要である事が示唆された。 続きを見る
2.

論文

論文
廣瀬, 規代美 ; 布施, 裕子 ; 藤野, 文代
出版情報: 群馬保健学紀要.  23  pp.55-62,  2003-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は,喉頭摘出患者の手術前後における失声の受けとめ方と認識について明らかにし,手術前後の情緒状態及び自尊感情の側面を含め失 声の受け入れに対する看護援助について考察することである。喉頭摘出予定患者を対象に,手術前後の計2回,半構成面接と気分プロフィール検査(POMS),Self-Esteem質問紙(SE)を用いて自己記入式質問紙調査,看護記録からのデータ収集を行った。面接内容についてコード化・カテゴリー化し,手術前後のPOMS得点及びSE得点を検討し,以下の結果を得た。1)患者は,告知以後,失声による不安や悲しみといった脅かしの中で喉頭摘出術を自己決定し,手術前から失声への心の準備がされたことで,手術後失声という現実を冷静に受けとめ,第二の人生に向けて前向きな態度がみられた。2)失声の受け入れは,患者の人生における対人関係やコミュニケーションの程度,社会的役割や趣味,職業,性格等が影響していた。3)POMS得点は,「抑うつ-落ち込み」「混乱」が,手術前に比べ手術後に低値を示した。4)自尊感情を示すSE得点は,手術前後において著名な変化はみられなかった。以上の結果から,喉頭摘出患者が早期に失声を受け入れ,社会復帰するための看護援助は,(1)手術の自己決定を含め,手術前から失声に対する心の準備状態を把握し,手術後の心理変化を捉え共有すること,(2)人生における職業や社会的役割,趣味,性格等から,コミュニケーション障害の重みを共有すること,(3)患者の置かれた状況をフィードバックし,人生のあり方を共に考えるコミュニケーションが必要である。 続きを見る
3.

論文

論文
飯田, 苗恵 ; 狩野, 太郎 ; 神田, 清子
出版情報: 群馬保健学紀要.  21  pp.45-50,  2001-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />慢性肝疾患患者の自尊感情に影響を与える要因について検討することを目的に, 自尊感情得点と属性, 自覚症状, 病気と療養について検討し た。対象は, 肝臓病患者451名で, 面接調査および自記式質問紙調査による郵送法を行った。回収率は, 79.0%であり, 記載不備を除く57.9%(261名)について, t検定, F分布による一元配置分散分析, および重回帰分析を行った。1.自尊感情得点の全体平均は28.84(SD5.60)点であり, 人工肛門増設患者や, 造血器腫瘍患者に比して約1点高かった。2.T検定およ 続きを見る
4.

論文

論文
藤野, 文代 ; 林, かおり ; 前田, 三枝子 ; 深川, ゆかり
出版情報: 群馬保健学紀要.  20  pp.97-102,  2000-03.  群馬大学医学部保健学科
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper<br />本研究の目的は大学1年生におけるバーンアウト状態を明らかにし,さらにバーンアウト状態とPIL(Purpose in Life)・Se lf-Esteem・タイプA尺度との関係を明確にすることである。研究村象は研究協力に承諾が得られた平成10年度入学生92人と11年度生100人の計192人。4つの質問紙を用いて,集合法により,各年度4回,一斉調査を実施した。その結果,バーンアウトに陥っている学生は32人(17%)で,警告徴候の学生は75人(39%),健全な学生85人(44%)であった。バーンアウトに陥っている学生はSelf-EsteemとPIL得点が有意(p<0.05)に低くなっていた。PIL得点が高い学生はSelf-Esteem得点が有意に高く,Burnout得点が有意に低くなっていた。10,11年度ともBurnout得点は社会情報学部生(3.51±0.81)が教育学部生(3.02±0.76)より有意(p<0.05)に高く,バーンアウトの傾向になっていた。PIL得点はSelf-Esteem得点とr=0.33の相関を示し,Burnout得点とPIL得点はr=-0.45,Burnout得点とSelf-Esteem得点はr=-0.29と負の相関を示した。以上の結果から,バーンアウトの程度と自尊感情の高さや人生目的意識の高さとの関連が明らかになった。今後,バーンアウトに陥る前の警告徴候期を早期に発見し,自尊感情や人生目的意識を高めるように働きかける必要性が示唆された。 続きを見る
5.

論文

論文
高田, 知恵子 ; 丹野, 義彦 ; 高田, 利武
出版情報: 群馬大学医療技術短期大学部紀要.  6  pp.29-35,  1986-03-30.  群馬大学医療技術短期大学部
概要: application/pdf<br />Departmental Bulletin Paper